...あんな家に住んでいる姉ちゃん達の気が知れないとか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...極めて独断的な想定だと見做される(なぜそんなものをカントが持ち出したか気が知れないと考える...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...それを無言(だま)っている筑前守の気が知れないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...逗留の気色(けしき)を示しているのも気が知れない一つ...
中里介山 「大菩薩峠」
...気が知れないことだと思います...
中里介山 「大菩薩峠」
...その気が知れないことです...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんな者を毎晩飽(あ)きずに唸(うな)る爺さんの気が知れない...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...こんなものを珍重する人の気が知れないと云うような見えをした...
夏目漱石 「門」
...「こんな無益な不養生な訳(わけ)の分らぬ物を喫(の)む奴(やつ)の気が知れない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...どうも彼(あれ)の気が知れない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「まつたくね! 遠国の者は気が知れないからね...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...私にはどうしたって気が知れないわ...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...私あ自分で自分の気が知れない...
三好十郎 「斬られの仙太」
...自分で自分の気が知れないんだ...
三好十郎 「妻恋行」
...飛んだお世話やきをして嬉しがってる気が知れないよ」「女の分際で余計な差し出口を叩くまい...
吉川英治 「剣難女難」
...「気が知れないなあ」初めからこの若い夫婦者の境遇に...
吉川英治 「私本太平記」
...気が知れない人ですね...
吉川英治 「宮本武蔵」
...どこを目ざして歩いて行くのかちょっと気が知れない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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