...かつこれに加えて広告に巧みな民友社が商略上大袈裟(おおげさ)に吹聴(ふいちょう)したから...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...皮肉な正太夫はこれを称して民友社の大家製造といった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...民友社は報酬を支払ったが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...『国民の友』に「人寄席(ひとよせ)の話」を投書したのが縁となって遂に民友社に入社し下層の事情に通ずるので重宝がられていたがその後行方不明になって今に誰の処にも音信がない...
高浜虚子 「子規居士と余」
...それを国民新聞社にいた中村楽天(らくてん)君の周旋で民友社から出版したのであった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...その頃雑誌『日本人』に連載して居った俳話の一章でその後民友社から出版した我ら仲間の最初の俳句集『新俳句』の序文にしたものがそれである...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...民友社から出版されたものであった...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...創作と謂へば、其時分は硯友社に指を屈したものであつた、民友社派でも、早稲田派でも、何うも創作家に乏しかつた...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...硯友社――根岸派――早稲田派――民友社派――やゝ後れて千駄木派などといふ名目(みやうもく)が...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...民友社の人達は、政治と文学とを一致させたやうなテーストにその基礎を置いてゐた...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...民友社と硯友社とはやゝ対抗的と言つても好かつた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...一方では民友社(みんゆうしゃ)で出していた「クロムウェル」「ジョン・ブライト」「リチャード・コブデン」といったような堅い伝記物も中学生の机上に見いだされるものであった...
寺田寅彦 「科学と文学」
...後一冊として民友社から出版したのがこの小説不如帰である...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...私の手元には此の写真(襄(さき)の譚(はなし)に云へる民友社の絵に似たるもの是也)一枚だけしか有りませむ...
楢崎龍、川田雪山 「千里の駒後日譚拾遺」
...民友社に話して出したものであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...歌口民友社から出した我々六人の新体詩集『抒情詩』については...
柳田国男 「故郷七十年」
...民友社中彼れと交る最も久しき者は予也...
山路愛山 「北村透谷君」
...銀座裏日吉町の民友社の傍...
吉井勇 「青春回顧」
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