例文・使い方一覧でみる「毳」の意味
スポンサーリンク...なよげなる毳（けば）をもて撫（な）でらるる新しき望あるわが心... 
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...○毳（そり）○※（そり）○橇（そり）○秧馬（そり）...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...一番近く平野に落ちてゐる三毳山（かもやま）の形が面白い...
田山花袋 「日光」
...長い毳（けば）のある肩掛をぐるぐる巻きつけ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...毳（むくげ）のありそうな柔かい薄い皮膚に代え...
豊島与志雄 「小説中の女」
...黒い漆地（うるしぢ）に金文字で書かれた毳々（けばけば）しい看板が...
中戸川吉二 「イボタの虫」
...毳々しい緑色で彩（いろど）られた一寸五分位な...
中戸川吉二 「イボタの虫」
......
中谷宇吉郎 「雪」
...毳（けば）立った坊主畳（ぼうずだたみ）の上へいっぱいにさす...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ぼんのくぼの痩せた毳（けば）立った首をしょんぼりと垂れ...
久生十蘭 「魔都」
...オドオドと玉繭の着物の毳（けば）をむしりながら消え入りそうに肩をすぼめている...
久生十蘭 「魔都」
...その跡の毳立（けばだ）ちだけが一めんに残された...
堀辰雄 「菜穂子」
...その跡に又今のと殆ど同じような毳立ちを一めんに残していた……...
堀辰雄 「菜穂子」
...朝鮮の天馬形犬のごとく毳（にこげ）白兎のごとしといえるは...
南方熊楠 「十二支考」
...その相似たるより毳々（むくむく）と聞けばたちまち猴を聯想するので...
南方熊楠 「十二支考」
...熊皮は毳々たらぬがその色を以て聯想したのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...もう生（は）え際（ぎわ）の金色な毳毛（うぶげ）が...
蘭郁二郎 「足の裏」
...金糸のような毳毛（うぶげ）が生えてい...
蘭郁二郎 「※［＃「氓のへん／（虫＋虫）」、第3水準1-91-58］の囁き」
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