...やっぱり松毬(まつかさ)で焼きませぬと美味(おいし)うござりませんで...
泉鏡花 「歌行燈」
...毬の上を上や下や横と行つたり来たりする事が出来よう...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...どんなに小さな蚊がどんなに大きな毬の上にとまつてゐるとしても...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...地球は大きな毬なんですか...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...」と得意らしく小鼻を揺(うご)めかしながら毬栗頭は褪(は)げチヨロケた黒木綿の紋付羽織をリウとしごいて無図(むづ)と座つた...
内田魯庵 「貧書生」
...その手毬が縁に転がって行った時に拭(ふ)き込んである縁にその大きな丸い影法師の映ったこと...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...その形まどかなること手毬(てまり)の如くにして...
太宰治 「地球図」
...その首は毬のようにはねかえりながら三度地を打って...
小泉八雲 田部隆次訳 「ろくろ首」
...「辻堂のとこで手毬をついてゐられたで...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...手毬をついてゐる...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...甚三郎の曲毬は暇ッつぶしには悪くないぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...船長と運転士の身体が毬のように船橋からはねだし...
久生十蘭 「ノア」
...毬栗頭というものの素質について...
久生十蘭 「魔都」
...頭を毬栗坊主にした人間がうじやうじやゐるんだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...青い栗の毬、毬は鮮やかに滴る光を痛感した...
室生犀星 「愛の詩集」
...これならば弾まぬ手毬でも遊ぶことができた...
柳田国男 「母の手毬歌」
...こういう手毬歌が女の子たちのあいだにも...
柳田国男 「母の手毬歌」
...もしくは童女の手毬歌(てまりうた)などに...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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