...枝のさきに毬(いが)を二つ三つつけているので...
石川欣一 「可愛い山」
...まろびたる娘(こ)より転(ころ)がる手毬(てまり)かな万才のうしろ姿も恵方道(えほうみち)なりふりもかまはずなりて著膨(きぶく)れて雑踏や街(まち)の柳は枯れたれど一月十三日 二百二十日会...
高浜虚子 「五百五十句」
...栗の毬彙(いが)がはじけて...
田中貢太郎 「死人の手」
...女の姿が毬のやうに激潭に落ちるのを眼にすると同時に...
田山録弥 「山間の旅舎」
...太郎は毬の上にチロを乗せました...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...紀元二千六百一年四月二十九日新美南吉手毬かすみたつながき春日をこどもらとてまりつきつつ今日もくらしつ鉢の子春の野にすみれつみつつ鉢の子をわすれてぞこしあはれ鉢のこ良寛一 蔵の中出雲崎(いづもざき)は...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...手毬がちよこんと載つてゐる...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...袖(そで)の下から出来かかりの毬を出して見せた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...今にわしの毬を見せてやるから驚くな...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...良寛さんと手毬(てまり)をついて遊ぶのだ...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...毬栗頭でなんぞありはしない...
久生十蘭 「魔都」
...そういう自分の目の前に女の子のもつ手毬(てまり)くらいの大きさの紫いろの花がぽっかりと咲いているのに気がついたが...
堀辰雄 「幼年時代」
...あるものはミドリ頂にある雌花毬に附着するが...
牧野富太郎 「植物記」
...お手毬(てまり)さんだつけばつくほど...
槇本楠郎 「赤い旗」
...※公爵夫人(こうしやくふじん)の許(もと)へ毬投(まりな)げのお催(もよほ)しあるに就(つ)き...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...「ヨクヨク見たらば」とまるで手毬唄のようですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのゴム毬の上をもとの糸かがりの通りに...
柳田国男 「母の手毬歌」
...手毬に巻き掛けても今のゴム毬のようには...
柳田国男 「母の手毬歌」
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