...傍若無人(ばうじやくぶじん)にゴム毬(まり)をついてゐた...
芥川龍之介 「本所両国」
...直径六尺程の毬だとするんだよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...日本の土地が護謨毬(ごむまり)で造り更へられでもしたかのやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...松毬を大事にして一個づつ竈(かまど)にはふり込んで燃やし...
太宰治 「津軽」
...ほかのガラス玉やゴム毬などを...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...少年は毬(まり)をかかえ...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...甚三郎の曲毬は暇ッつぶしには悪くないぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...毬栗頭、先づニューグランドへ行き、中野式梯子で、ルパン、ロンシャン、ルーウエ、サロン春、ヒュッテと歩いて、赤坂寺田へ落ちつく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...或時は高さ三碼にも達する巨大な総(ふさ)づきの毬を形つくり...
牧野信一 「卓上演説」
...その栗毬は大形で堅果も大きい...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...同地にも普通に多く生長して多数な毬彙(イガ)を着けていた...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...いや毬彙内に詰っている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...赤色の美花を攅簇して開く(故に紅繍毬あるいは珊瑚毬の名もある)熱国の常緑灌木で我が内地には固(もと)より産しない...
牧野富太郎 「植物記」
...松毬(まつかさ)をチチリという類は...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...毬栗(いがぐり)の丸い恰好(かっこう)のいい頭が...
夢野久作 「難船小僧」
...毬(まり)はついに九天にまで昇ったわけだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...かつての毬使(まりつか)い高毬(こうきゅう)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...よく見ると落葉松の松毬であった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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