...私たちは長旅を毫釐千里歩んだ...
...この研究は毫釐千里にわたっています...
...彼は問題を毫釐千里にわたり分析した...
...我々は毫釐千里の距離を走破した...
...仕事を毫釐千里にわたって行うことが求められます...
...凡人たらざる半面と共に凡人たる半面をも指摘するのと毫釐(がうり)の相違に過ぎないかも知れない...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...科学者が天体を観測するに方(あた)って毫釐(ごうり)の違算がしばしば何千万億の錯誤を来(きた)すと同様に...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...「遍照岡崛ノ枯枝落葉毫釐モ之ヲ採ルトキハ厳祟ヲ施ス...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...坐(ざ)するごとに一々指頭をもって座布団(ざぶとん)畳(たたみ)等の表面を撫(な)で試み毫釐(ごうり)の塵埃(じんあい)をも厭(いと)いたりき...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...彼の最もよいと云われるところは我輩から見れば毫釐(ごうり)の差が天地の距りとなっている...
中里介山 「生前身後の事」
...「毫釐(ごうり)有差天地懸隔」の道理が...
中里介山 「大菩薩峠」
...毫釐(ごうり)も差あれば天地はるかに隔たるとは...
中里介山 「大菩薩峠」
...毫釐(ごうり)も差あれば天地遥かに隔たると申しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...毫釐(ごうり)の争に千里の恨を報ぜんとする心からである...
夏目漱石 「幻影の盾」
...愛する人が自分から離れて行こうとする毫釐(ごうり)の変化...
夏目漱石 「明暗」
...さて毫釐(がうりん)も徴求せずにゐた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...談理まことに毫釐(がうり)の益を文壇に與ふることなからむか...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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