...吾々とてその新しい珍らしい変化とか新思想を毫末(ごうまつ)も嫌うのではない...
伊藤左千夫 「子規と和歌」
...少しも氣取りげなく毫末も先輩を以て居るといふ風はない...
伊藤左千夫 「竹の里人 一」
...長塚には毫末もない様であった...
伊藤左千夫 「正岡子規君」
...これに毫末(ごうまつ)も政治的術策を加味すべきでない...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...虎や狼の咬み合い殺し合いと毫末(ごうまつ)も違わぬ...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...ここは毫末(ごうまつ)の不純なるものなき...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...毫末(ごうまつ)も先方が無礼の挙動をしたからではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...毫末(ごうまつ)の知識だに有していぬからである...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...こういう不始末が毫末(ごうまつ)もなかった...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...これに依って毫末も影響せられないという事を陳述した...
穂積陳重 「法窓夜話」
...毫末も悔としないことだらうと...
正岡容 「浅草燈籠」
...毫末も嫌味のない江戸前の哀調で...
正岡容 「大正東京錦絵」
...こうした孝助の転々さは圓朝自身の少年時の姿を毫末も変らず...
正岡容 「我が圓朝研究」
...毫末の予感すら動かないのです...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...最早某が心に懸かり候事毫末(ごうまつ)も無之...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...然れども田口君の論文に至ては毫末も斯の如きの病なし...
山路愛山 「明治文学史」
...其後に至りて所謂拮据(きつきよ)二十余年改刪(かいさん)補正幾回か稿を改めしは固より疑ふべからずと雖も筆を落すの始より筆を擱(お)くの終りに至るまで著者の胸中には毫末(がうまつ)も封建社会革命の目的若くは其影すらもあらざりしなり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...毫末(がうまつ)も区別をつけてゐない...
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」
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