...日置夫妻は毫末も吾死を念とすることなく...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...長塚には毫末もない様であった...
伊藤左千夫 「正岡子規君」
...それ自身は決して一枝毫末(いっしごうまつ)の改変をも肯(き)き入れない...
魯迅 井上紅梅訳 「頭髪の故事」
...これに毫末(ごうまつ)も政治的術策を加味すべきでない...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...虎や狼の咬み合い殺し合いと毫末(ごうまつ)も違わぬ...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...」少女も私に対しては毫末の警戒も含羞もなく...
太宰治 「津軽」
...ここは毫末(ごうまつ)の不純なるものなき...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...毫末も顧慮するところがあってはならぬということはいうまでもあるまい...
津田左右吉 「芸術と国民性」
...外界に如何なることが起らうとも毫末も之によりて攪擾されぬといふ境界即ち「アタラクシア」の状態に到達しなければならぬ...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...毫末(ごうまつ)も先方が無礼の挙動をしたからではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう不始末が毫末(ごうまつ)もなかった...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...×国に対する戦争の危機を緩和せんとする努力を毫末(ごうまつ)も示さざるのみならず...
平林初之輔 「鉄の規律」
...毫末(ごうまつ)も他に関係あるべからず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...泊る妓の蚊帳の向ふで櫛を替へ泊る妓の汗よけだけがつるさがり泊る妓の肌着になるとちぢこまりかんざしと櫛とを置いてスルリ寝る小待合蚊帳のつり紐ふと見かけニア人になると芸者のカレライスのめばいいんでシヨと芸者トヲ十五十二時が過ぎて待合おもしろし一誦よく岡場所の艶笑場面を賦して毫末も卑賤の感を与へないのはまことにまことに凡手ならざるものがあるではないか...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...毫末も嫌味のない江戸前の哀調で...
正岡容 「大正東京錦絵」
...毫末の予感すら動かないのです...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...然れども田口君の論文に至ては毫末も斯の如きの病なし...
山路愛山 「明治文学史」
...其後に至りて所謂拮据(きつきよ)二十余年改刪(かいさん)補正幾回か稿を改めしは固より疑ふべからずと雖も筆を落すの始より筆を擱(お)くの終りに至るまで著者の胸中には毫末(がうまつ)も封建社会革命の目的若くは其影すらもあらざりしなり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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