...ぜひこの屏風と同じものを揮毫してくれと...
上村松園 「虹と感興」
...それにもかかわらず容易に揮毫(きごう)の求めに応じなかった...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...白毫(びゃくごう)のガラス窓「変だな...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...白毫(びゃくごう)というものだ...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...一つ奮つて御揮毫が願ひたい...
薄田泣菫 「茶話」
...和譯1.彼女(彼等)の方から反對を受ける心配は毫もなかつた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...根本は一毫も変りはしないと言つても好い位に金剛不壊であることを感じた...
田山録弥 「雨の日に」
...ゆえに政府のほかに力を致すの余地は寸毫(すんごう)も存せざるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...伯は政黨の首領たる故を以て毫も其の社會的境遇の寂寞を感ぜざるなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...持つて往つた短册を出して揮毫を求めると...
長塚節 「竹の里人〔二〕」
...一毫(いちごう)も男から弄ばるる事を許さぬ...
夏目漱石 「虞美人草」
...ただ力学の原理に依頼して毫(ごう)も人工を弄(ろう)せざるの意なり...
夏目漱石 「自転車日記」
...毫(ごう)も追いつこうとする努力を示さなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...しかるに彼等人間は毫(ごう)もこの観念がないと見えて我等が見付けた御馳走は必ず彼等のために掠奪(りゃくだつ)せらるるのである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...両派は毫も互に挟(さしはさ)む所なく...
穂積陳重 「法窓夜話」
...然し悪に対する自分の態度は寸毫も仮借しない激烈を極めてゐる...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...勿論之(これ)は安達君の所為(せゐ)では毫(がう)も無い...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...午前中を在留の数氏から頼まれた歌の揮毫に費し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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