...いっその事気を易(か)えて新道の二絃琴(にげんきん)の御師匠さんの所(とこ)の三毛子(みけこ)でも訪問しようと台所から裏へ出た...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...三毛子はこの近辺で有名な美貌家(びぼうか)である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...低い声で「三毛子さん三毛子さん」といいながら前足で招いた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...町内で吾輩を先生と呼んでくれるのはこの三毛子ばかりである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...教師の家(うち)にいるものだから三毛子だけは尊敬して先生先生といってくれる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...三毛子は無邪気なものである「ほんとよ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...三毛子は嬉しそうに「あら御師匠さんが呼んでいらっしゃるから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一両度(いちりょうど)三毛子を訪問して見たが逢(あ)われない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...こいつは滅多(めった)に近(ち)か寄(よ)れないと三毛子にはとうとう逢わずに帰った...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...三毛子の事も忘れてうたた寝をしていると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...……それから猫誉信女(みょうよしんにょ)の誉の字は崩(くず)した方が恰好(かっこう)がいいから少し劃(かく)を易(か)えたと申しました」「どれどれ早速御仏壇へ上げて御線香でもあげましょう」三毛子は...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...これも寿命(じゅみょう)だから」三毛子も甘木先生に診察して貰ったものと見える...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...三毛子の身代(みがわ)りになるのなら苦情もないが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...三三毛子は死ぬ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...こう猫の習癖を脱化して見ると三毛子や黒の事ばかり荷厄介にしている訳には行かん...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...回顧すればかく云(い)う吾輩も三毛子(みけこ)に思い焦(こ)がれた事もある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
......
野口雨情 「雨情民謡百篇」
...唄いながら逃げ出した――本能寺の西の小路は暗いげなあずさの姥(おうな)が白いもの化粧(けわ)いして漢女子(あやめこ)産(う)んだり紅毛子(あかげこ)産んだりタリヤンタリヤンタリ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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