...「毛唐人が來たのよ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それには一度毛唐人の国へ行って来た方が好いとのお話……私は...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...毛唐人に日本の彫り物が分ってたまるものか」など...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...「日本人と毛唐人との思惑違いというのなら話は分る...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...毛唐人の眼は夜見える代りに...
直木三十五 「南国太平記」
...日本人のくせに毛唐人の名なんか書いてやがら」といつた...
中勘助 「銀の匙」
...尤(もっと)も毛唐人(けとうじん)にいわせると――毛唐人といっては穏かでないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...世界中でも類の無い山だと毛唐人が言いましたから確かでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの毛唐人の仲間らしいよ」二騎轡(くつわ)を並べてこの場へ来合わせたのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...なお毛唐人の精分を残らずこっちへ吸い上げてしまえば...
中里介山 「大菩薩峠」
...「幕府を打潰(ぶっつぶ)す――毛唐人を追巻(おいま)くると云い...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...動もすれば毛唐人とか赤髯とか云ふ噂を度々私などは聞くことであるが...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...毛唐人だけは真ッ平だよ...
牧野信一 「環魚洞風景」
...「だつて安政の地震は関東だけだつたんでせう?」「ともかく電報を打たう……毛唐人の国のことは解らないからな!」祖父と同じやうに彼は...
牧野信一 「貧しき日録」
...毛唐人の気持なんか吾々にわからないんだから……などと逃腰になる者さえ居た...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...毛唐人の中でも科学の新境地を開拓した連中の中には...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...毛唐人の大工なんてものは無器用でゲスからあの箱根細工のような細かい仕事が...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...この毛唐人が俺をここまで引っぱり込むために囮(おとり)に使ってやがったのか...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??