...十一 毛ぎらい子供の時から毛虫や芋虫がきらいであった...
寺田寅彦 「自由画稿」
...人と人との間に感じる毛ぎらいやまたいわゆるなんとなく虫が好く好かないの現象はなかなかこんな生やさしいこじつけは許さないであろう...
寺田寅彦 「自由画稿」
...年を取るに従っていろいろな毛ぎらいがだんだんにその強度を減じてくることは事実である...
寺田寅彦 「自由画稿」
...「毛ぎらい」と「詩」と「ホルモン」とは「三位一体」のようなものかもしれないのである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...科学というものを知らずに毛ぎらいする人はそういう日をのろうかもしれない...
寺田寅彦 「春六題」
...日本女大必ずしも毛ぎらいすべからず...
戸坂潤 「獄中通信」
...毛ぎらいする人があるにせよ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...毛唐人に対して毛ぎらいが甚だしかろうことは...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...日本の諸雑誌は戯曲作品をのせることを毛ぎらいします...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...あるいは毛ぎらいされ...
武者金吉 「地震なまず」
...醜く衰えた女と毛ぎらいもせず薫は親しく向き合っているのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...毛ぎらいばかりしている厭な表情をもったものが歩いていなかった...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...まず名称を毛ぎらいするようなあわて者たちとは...
柳田國男 「垣内の話」
...彼への毛ぎらいが...
吉川英治 「新書太閤記」
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