...彼と比類なき才能を持つ友人がいる...
...彼女の美しさは比類がない...
...この映画は比類のないスリルを味わえる...
...彼の料理は、他のどのシェフのものとも比類にならない...
...彼が達成した偉業は比類のないものである...
...殊に図中頼朝の坐像の美しさは比類がない...
伊丹万作 「映画と民族性」
...この比類のない蒐集は大震災で烏有(うゆう)に帰した...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...比類なる大不祥なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...みじめな気持ったら比類の無いものでございました...
太宰治 「男女同権」
...そのグローコス比類なき*ベレロポンテース産みなせり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 565彼れ一切の人類に優りて勇は比類無し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...わけてもその滋味と深沈たる美しさは比類のないものであると私は思う...
野村胡堂 「楽聖物語」
...まことに比類もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...他に比類なき一商業とは...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...真名古の過失はこの比類ない穎才を...
久生十蘭 「魔都」
...さながらブレエメンが、比類のない都会、名づけがたい冒険と秘められた美しさとにみちた都会で、そこで生れたということが、ある神秘なけだかさを人に与えるかのようである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...その他にも比類のこと多し...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...交際振りの丁寧な事は比類がない...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...比類のない御英邁(ごえいまい)さを伺うにつけ...
吉川英治 「私本太平記」
...この不撓不屈な業(わざ)に比類するものもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...比類ナキ働キ哉ト...
吉川英治 「新書太閤記」
...唐招提寺金堂のあの比類のない美しい調和を持つた姿を...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
...――その意味で世界に比類がなく...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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