...彼と比類なき才能を持つ友人がいる...
...彼女の美しさは比類がない...
...この映画は比類のないスリルを味わえる...
...彼の料理は、他のどのシェフのものとも比類にならない...
...彼が達成した偉業は比類のないものである...
...他に比類なき知力とを有する程度までに到着した次第であって...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...比類似は説明す可からずとせば...
高木敏雄 「比較神話学」
...蜀僧牧谿(もっけい)は比類ない鳥獣の名手だが...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...わけてもその滋味と深沈たる美しさは比類のないものであると私は思う...
野村胡堂 「楽聖物語」
...その比類のない管弦楽法の手腕を駆使(くし)してとにもかくにも前例のない驚くべき作品を完成させている...
野村胡堂 「楽聖物語」
...他に比類のない印象の鮮明さと...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...日本の指南丸は比類のない無謀の点で...
久生十蘭 「南極記」
...真名古のような比類ない穎才にして初めてなし得るのである...
久生十蘭 「魔都」
...比類稀なる大天文学者であることは知らるる通りですが...
牧野信一 「歌へる日まで」
...史上ほとんど比類のない急速な人口増加を生ぜしめた...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...どうも比類のない小犬である...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...科学性と人間性の清潔な美しさにおいてもまた比類は少いだろうと思う...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...笛の右大将はこの日比類もなく妙音を吹き立てた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...落首の中に「比類なき名をば雲井に揚げおきつやごゑを掛けて追腹(おひばら)を切る」と云うのがあった...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...この不撓不屈な業(わざ)に比類するものもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...比類のない名刀だから主がいなくてはちと不安心だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ポルトガルにもインドにも比類のないものであった...
和辻哲郎 「鎖国」
...唐招提寺金堂のあの比類のない美しい調和を持つた姿を...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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