...他(ほか)のとは比べものにならぬ程...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...初代の場合とは比べものにはならぬ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...善(い)い小僧に出会つた主人の仕合せとは比べものにならない...
薄田泣菫 「茶話」
...美術家の群は文人の群とは比べものにならぬほど...
辰野隆 「芸術統制是非」
...とても比べものにならないほどすぐれて居るけれども...
田山録弥 「正宗君について」
...戦争や饑饉と比べものにはなりませんよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...婆やの死骸とは比べものにならない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まるで比べものにはならない...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...比べものにならない...
平山千代子 「転校」
...かつてと比べものにならなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...雷音の半鐘のやうな騒々しさとは比べものにならなかつた...
牧野信一 「淡雪」
...しかもそれは昔の人とは比べものにならない程頻繁で且つ綿密なものであった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...そこらのびらやが描いたものと比べものにならないほどの精彩を放った...
正岡容 「小説 圓朝」
...比べものにゃあならねえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...」自分達とは比べものにならない程きりやうもよく...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...比べものにならないほど重んぜられるべきものだと考える...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...到底比べものにならないことを知りました...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...江戸と比べものにならぬほど広かったが...
柳田國男 「地名の研究」
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