...二千年来芸術の魅力を理解せぬ諸君を毒することは...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...又諸君は芸術の国民を毒することを恐れている...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...毎日例のDDTで消毒するから...
石川欣一 「比島投降記」
...用器や空瓶も丁寧に消毒することなどなかなか苦心を要するものである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...注射器消毒するように云うといてんか」脚気(かっけ)は阪神地方の風土病であるとも云うから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...腐った牛肉で中毒する人があるから牛肉を食うなというような議論ではないかと思われる...
寺田寅彦 「学位について」
...世を毒する事になるからである...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...済んだあとでもまた自分の手を注意深く消毒するのが気にくわなかったが...
徳田秋声 「足迹」
...同会長スイス連邦参議院議官ルーコンネットは開会の祝詞を述べて曰く「戦争は人世中もっとも畏懼(いく)すべき患害にしてその社会を毒することバフイロツキセラ〔害虫の名〕の葡萄樹(ぶどうじゅ)における...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...凡そ憂欝な退屈くらい人間を毒するものはない...
豊島与志雄 「微笑」
...是非にも弟子にと頼まれる勘当の息子たちからは師匠と仰がれ世を毒する艶(なまめか)しい文章の講釈...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...政治家は、もとより民衆の友ではあるが、人間の下劣な雷同性におもねるような政治家は、世を毒すること、圧制家よりも甚(はなは)だしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...世を毒するような...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...より不安定な条件におかれているものの精神を毒することはおびただしかった...
宮本百合子 「ある回想から」
...井を毒するに至つた...
森鴎外 「古い手帳から」
...彼らの不徳を暴露することは往々にして当の不徳そのもの以上に世を毒するのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...およそへつらいくらい王侯を毒することはなはだしいものはないし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その一軒の家屋を消毒するかのように...
横光利一 「上海」
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