...少くとも諸君を毒することは絶対に芸術には不可能である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...又諸君は芸術の国民を毒することを恐れている...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...かえって虚栄に陥りまた人を毒する結果となるものが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...けれども皿のうえに余分な調味料を加えればそれはわれわれを毒するだろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...器械を煮(に)て消毒する事や...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...同会長スイス連邦参議院議官ルーコンネットは開会の祝詞を述べて曰く「戦争は人世中もっとも畏懼(いく)すべき患害にしてその社会を毒することバフイロツキセラ〔害虫の名〕の葡萄樹(ぶどうじゅ)における...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...絶対に中毒するものではありませんよ...
豊島与志雄 「無法者」
...かえって毒するくらいでした...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...然し斯ういう勢力はその人を大成せしめずして寧(むし)ろこれを毒すること甚だしいものだと思っている...
中里介山 「生前身後の事」
...後進を毒するのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...人を毒する要するに下卑た...
中里介山 「大菩薩峠」
...あまり使い過ぎると中毒するものだから...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...これは子孫を毒するものとして堅く戒めて置いたため...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...五月でなくっても悪水の注ぐ水で発生した牡蠣は往々中毒する...
村井弦斎 「食道楽」
...「哲学者たちは聴衆を毒する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...およそへつらいくらい王侯を毒することはなはだしいものはないし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...安価な楽天主義は人生を毒する...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
...有無の差別に執すればそれは仏性を毒するであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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