...然れども梅花を見る毎に...
芥川龍之介 「梅花に対する感情」
...雪折れの音のする度毎に...
芥川龍之介 「報恩記」
...逢ふ人毎に此方から言葉をかける...
石川啄木 「刑余の叔父」
...葉毎に珠を綴つた無數の露の美しさ...
石川啄木 「天鵞絨」
...わが楽(がく)の日毎に清く澄みわたり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...日毎に参加の隊員がふえてきて...
海野十三 「爆薬の花籠」
...其の度毎に杉は子供のように意気地なく鼻をすゝり...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...私はそれを思ひ出す毎に...
種田山頭火 「其中日記」
...人々は事毎に見出した筈だ...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...而して同家に使役せらるゝ兵卒の妻アフイミア・スカピダロワは彼の階段を上下(じやうか)する毎に非常なる危険を冒せり...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...夜毎に私の大脳に忍び入つて...
富永太郎 「美しき敵」
...一年毎に社会的地位も上り...
豊島与志雄 「道化役」
...ぴしぴしとひっぱたかれる度毎に...
中里介山 「大菩薩峠」
...一瞬毎にその旋回(せんくわい)度(ど)を増して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その度毎にいつもその老夫婦がヴエランダに出て默つたまま...
堀辰雄 「恢復期」
...二三歩毎に二人の距離は一...
牧野信一 「凩日記」
...今宵は夜毎にこゝに集ひ来る骨牌(カルタ)仲間も「ホテル」に宿りて...
森鴎外 「舞姫」
...十哩乃至十二哩毎に旅舎の設備がある...
和辻哲郎 「鎖国」
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