...日毎々々自分自身からも世の中からも色々の不合理と矛盾とを發見して...
石川啄木 「歌のいろ/\」
...そう毎々でもないが...
泉鏡花 「絵本の春」
...毎々御志有難うございます...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私は毎々(まいまい)お客に此杉の木を指(ゆびさ)します...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...毎々団欒して句作したり...
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...余のごときは毎々一時間ぶっ通しに立往生をしたものだ...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...義勇公に奉じ云々(うんぬん)と毎々聞いている...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...毎々のことながら我慢のならない屈辱だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...毎々のことで、馴れつこですがね」金次は斯んな事を云つて居るのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それで毎々叔母さんを倒すんだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(おれはおどけ芝居の名人じゃ)人間の重大な秘密が、説明しがたい滑稽の表情を呈することは、毎々、経験したが、雪隠詰(せっちんづめ)になったのははじめてだ...
火野葦平 「花と龍」
...タバン・マメイドでは夜毎々々に...
牧野信一 「喜劇考」
...夜毎々々に従順な匈奴を集めては四斗樽の鏡を抜いて長夜の剣舞を縦(ほしいまゝ)に振舞ふた...
牧野信一 「武者窓日記」
...……毎々のことで心苦しさの至りだ...
牧野信一 「籔のほとり」
...迂遠千万にも毎々旅費日当を費やし官公吏を派し...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...かかる境涯に毎々到り得なば...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...一調(いっちょう)等を毎々つとめた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...後日忘れた頃に引ッ張られた――などの例は毎々眼にも見...
吉川英治 「私本太平記」
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