...常少女(とこをとめ)なる母宮の代としもなれば...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...常少女(とこをとめ)なる母宮(はゝみや)の代(よ)としもなれば...
薄田淳介 「白羊宮」
...「まだお生まれたての方というものは醜うございますからお見せしたくございません」という母宮の御挨拶で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...母宮をだけでも后の位に据(す)えて置くことが若宮の強味になるであろうと思召して藤壺の宮を中宮(ちゅうぐう)に擬しておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御自身を残して母宮の行っておしまいになることがお恨めしいようであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...せめて母宮だけを最高の地位に置いておけばと院は思召したのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...母宮はそれを人知れず苦労にしておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「ものにならない娘が一人出て来まして困っております」と母宮に訴えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大臣は顔を上げて母宮のおいでになった昔の日を思いながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...帝も母宮の御縁故でこの中将に深い愛をお持ちになったし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...母宮のお住居(すまい)にいた時であって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...母宮のお言葉どおりにこの大臣の反感を多く買っておくことは得策でないと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...母宮はまだ若々しくたよりない御性質ではあるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こうした最高の方を舅君(しゅうとぎみ)とし、母宮として、たいせつにお扱われする名誉もどうしたものか薫の心には特別うれしいとは思われずに、今もともすれば物思い顔をしていて、宇治の御堂の造営を大事に考えて急がせていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御病気で専念に仏へ祈っておいでになる母宮のおそばでこんな煩悶(はんもん)をしているのはよろしくないと思い薫は京の邸(やしき)へ帰った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...始終母宮の所へおいでになることもできぬことになったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姫宮は夜だけ母宮の御殿のほうへおいでになるため...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分の母宮もこの姫宮に劣る御身分ではない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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