...殊に母堂に篤きが如し...
芥川龍之介 「彼の長所十八」
...アイクの母堂にもこれと同じような厳格さが常にあって...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...碧梧桐君は母堂を伴って東京にかえり...
高浜虚子 「子規居士と余」
...それから優しく賢明な御母堂に就(つ)いてだけ書いたばかりで...
太宰治 「ろまん燈籠」
...上田が英語英文に長じたのは勿論母堂の感化であらう...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...私が昔大阪で世話になつた母堂と...
徳田秋聲 「佗しい放浪の旅」
...母堂の訃音に接して...
徳田秋聲 「佗しい放浪の旅」
...「鼻って誰の事です」「君の親愛なる久遠(くおん)の女性(にょしょう)の御母堂様だ」「へえー」「金田の妻(さい)という女が君の事を聞きに来たよ」と主人が真面目に説明してやる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...先生に御母堂や御新造がとりなして帰してくれようとしても...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...母堂の上機嫌を損(そこな)うものがなかった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...御母堂だけは、茜さんの手をしっかりと握って、「さア、しっかり、しっかり...
久生十蘭 「キャラコさん」
...母堂君久々御不快之趣(中略)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...母堂は急づくりの山駕(やまかご)へ乗せられ...
吉川英治 「新書太閤記」
...……御母堂さまも...
吉川英治 「新書太閤記」
...御母堂の九十の賀に書いてあげたものですな」仁斎は...
吉川英治 「日本名婦伝」
...御母堂の乗っておられた便船へ...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...まことに涙ぐましい御母堂のお心づかい...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...私の母と御母堂との関係やら近藤家のことを略記いたしますと...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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