...毅然として、迷いなく、断固たる行動をとっているように見えねばならない...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「象を撃つ」
...唐の高宗の時に柳毅(りゅうき)という書生があった...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...そうするとすぐ行けますから」毅は武士の言うとおり眼を閉じた...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...たゞ剛毅なる精神と確乎たる生活の理念とをもつてゐるものが...
津田左右吉 「歴史とは何か」
...其下は岡田毅三郎氏藏...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...常陸國相馬郡上高井發見 岡田毅三郎氏藏三...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...青史の照らし見るところ管仲樂毅たそや彼れ...
土井晩翠 「天地有情」
...張浩への加害者は仲毅生であることをやがて探知した...
豊島与志雄 「秦の出発」
...里芋に拡声器をつけたような木村毅(き)...
直木三十五 「死までを語る」
...真に沈毅にして、勇敢にして、忠実なる犬は、二人の主というものを知らない...
中里介山 「大菩薩峠」
...――扇を取りに踊屋台へ行ったというのも後で下女から聴いたことで」一代身上を築いた嘉兵衛は意志の権化のような剛毅(ごうき)な男ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...カエサルはただ厳然たる面持と毅然たる言葉のみをもってのぞんだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...中島健蔵氏の通俗小説と純文学の説論、阿部知二氏の純文学の普及化問題、深田久弥氏の純文学の拡大論、川端康成氏の文壇改革論、広津和郎氏、久米正雄氏、木村毅氏、上司小剣氏、大佛次郎氏、等の通俗小説の高級化説、岡田三郎氏の二元論、豊田三郎氏の俗化論、これらはすべて、私の見たところでは、純粋小説論であるが、それらの人々は、すべて実際的な見地に立って、それぞれの立場から、純粋小説を書くために起る共通した利益にならぬ苦痛を取り除く主張であると見えても、さし閊(つか)えはないのである...
「純粋小説論」
...モリエエルが毅然として其(その)希望を容れないので初めの御(お)世辞に似ず悪体を吐(つ)いて帰つて行(ゆ)く...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...場(じょう)の中央に毅然と仁王立ちになった一人の剣士の面(おもて)には...
吉川英治 「剣難女難」
...今日の管仲たり楽毅たらんと任ずるあなたが...
吉川英治 「三国志」
...剛毅(ごうき)な態度をとった...
吉川英治 「親鸞」
...初めは、つまみ出しそうな権まくだったが、彼が、毅然として、小次郎将門だと告げると、さすがに気押(けお)された気味で、ことばも改めだした...
吉川英治 「平の将門」
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