...その上に重厚沈毅な風に加えて...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...「ここでお待ちくださいますように」武士は毅をその殿堂の隅へ連れて行った...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...翌日になって毅が帰ることになると...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...いつまたお眼にかかることができましょう」毅は銭塘君の言葉を聞かなかったが...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...彼は氣持のいい毅然とした顏つきで...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...私は努めて毅然とした態度をとろうとする...
外村繁 「澪標」
...一個の知力をそなえ確かに剛毅(ごうき)な人物でありまたおそらく偉大な人物だったかも知れないこの不幸な男は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...沈毅(ちんき)にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...この乱世を毅然として生き抜いた人である...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...奔放にして剛毅(ごうき)なる異色を持った少年であったことは疑いもない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...その毅然たる節義あって甫(はじ)めて吾人の尊敬に値するのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...すなわち毅然たるその姿は何んとはなしに崇高な気に打たれるのです...
牧野富太郎 「植物記」
...広田弘毅さんは私の夫...
三浦環 「お蝶夫人」
...ファビウスのような毅然たる態度がとれない場合はなおさらである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「なくてどうしましょう!」毅然として彼は眉をあげ...
吉川英治 「三国志」
...毅然(きぜん)たる関羽の前に...
吉川英治 「三国志」
...亀山は剛毅(ごうき)でとかく荒々しい...
吉川英治 「私本太平記」
...いきなりあの楽毅論(がっきろん)の臨書にふれ...
吉川英治 「正倉院展を観る」
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