...毅はそれを腰の嚢(ふくろ)の中へ入れながら言った...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...毅は笑った...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...武士は毅の前へ来て拝(おじぎ)をした...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...「ここでお待ちくださいますように」武士は毅をその殿堂の隅へ連れて行った...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...銭塘君も毅に礼を返した...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...此土偶は常陸國相馬郡小文間にて發見(はつけん)せし物にして岡田毅三郎氏の所藏(しよざう)(第一回の圖右の方下の隅を見よ)他の一は鍔(つば)の幅廣き帽子をば前部にて筋違(すぢか)ひに截り...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...このたび良媒ありて陸軍中将子爵片岡毅(かたおかき)とて名は海内(かいだい)に震える将軍の長女浪子(なみこ)とめでたく合(ごうきん)の式を挙(あ)げしは...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...この剛毅な市民は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...仲毅生は嘗て、秦啓源を訪れてきたことがある...
豊島与志雄 「秦の出発」
...珍本を漁(あさ)ることに熱心な木村毅君が...
平林初之輔 「黒岩涙香のこと」
...カエサルはただ厳然たる面持と毅然たる言葉のみをもってのぞんだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...質素に、勤倹に、剛毅に、云ってしまえば簡単であるが、じっさいにはなかなか困難なことを、自分から身を以て示しつつ導いていった...
山本周五郎 「菊屋敷」
...その毅然とした態度にも...
山本周五郎 「山彦乙女」
...むしろ従来のどの将軍家よりも厳格で豪毅(ごうき)一点張りのごとく臨んでいるが――どうかすると...
吉川英治 「大岡越前」
...楽毅(がっき)に比せんなどとするは...
吉川英治 「三国志」
...――武人の剛毅(ごうき)とよくいうが...
吉川英治 「新書太閤記」
...十兵衛はいったい非常に剛毅な気性で...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...それのみを剛毅(ごうき)に持って...
吉川英治 「源頼朝」
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