...花前(はなまえ)が例(れい)の毅然(きぜん)たる態度(たいど)で技師(ぎし)先生のまえにでた...
伊藤左千夫 「箸」
...毅然(きぜん)としていた...
海野十三 「すり替え怪画」
...氏が某百貨店に示された毅然たる態度を称賛し...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...それでまいりました」毅は女からあずかってきた手紙を出して洞庭君の前へ置いた...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...たゞ剛毅なる精神と確乎たる生活の理念とをもつてゐるものが...
津田左右吉 「歴史とは何か」
...張浩への加害者は仲毅生であることをやがて探知した...
豊島与志雄 「秦の出発」
...江戸川氏もその頃既に涙香研究に着手していた相(そう)で、その前後から文壇の一隅に、涙香研究と涙香の著書蒐集が盛んになり、木村毅氏、柳田泉氏、横溝正史氏などそのうちでも有名なものであったが、一方若い探偵作家の仲間にも、涙香熱が高まり、一時「涙香の書くような悪人が書けたら」ということが、探偵作家の一つの通り言葉になった時代さえあった位である...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...珍本を漁(あさ)ることに熱心な木村毅君が...
平林初之輔 「黒岩涙香のこと」
...毅然(きぜん)その操節を清(きよ)うするもの...
福田英子 「妾の半生涯」
...それをフランダースの戦場へ迄さがしに行ってつれ戻したという剛毅な女でしたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...剛毅な善兵衛も色を失った...
山下利三郎 「誘拐者」
...その毅然とした態度にも...
山本周五郎 「山彦乙女」
...今日の管仲たり楽毅たらんと任ずるあなたが...
吉川英治 「三国志」
...けれど鎌倉以後の剛毅(ごうき)大志のさむらいもいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝頼の剛毅勇邁(ゆうまい)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の剛毅(ごうき)な表面を全部に観(み)ている者も多いが...
吉川英治 「新書太閤記」
...城主助右衛門の毅然(きぜん)たる態度にもあるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...あの美貌と剛毅(ごうき)の調和した姿の中に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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