...花前の毅然(きぜん)とした顔つきが...
伊藤左千夫 「箸」
...柳毅は磊落(らいらく)な...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...さようなら」毅は馬を東の方へ向けたが...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...一つわしの志をさしあげよう」洞庭君は饗宴の席を設けさして毅と盃をあげた...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...剛毅(ごうき)な精神力が...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...いくら剛毅な精神の所有者でも...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...この陳振東の心理の動きや仲毅生襲撃事件は...
豊島与志雄 「秦の出発」
...考えてみれば、自然も、何の無理もなく本分をたどっているものもあるし、あるいは、毅然として、その秩序を守っているものもあるのである...
中井正一 「美学入門」
...そのときはもっと暇になりますな」五議事堂の外には大勢の人々が、静かに、毅然と、決意も固くハンプデン議員を待っていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...剛毅な善兵衛も色を失った...
山下利三郎 「誘拐者」
...かようにして毅然たる翁の精進によってこの九州の一角福岡地方だけは昔に変らぬ厳正な能楽神祭が継続された...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...毅然としている船長と...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...楽毅は地に拝伏し...
吉川英治 「三国志」
...「使節に問うが、汝の主人孫権は、ひと口にいうと、どんな人物か」趙咨(ちょうし)は鼻のひしげた小男であったが、毅然として、「聡明仁智勇略のお方です」と答え、それから臆面もなく、曹丕を正視して、眼をぱちぱちさせながら、「陛下、何をくすくすお笑い遊ばしますか」と、反問した...
吉川英治 「三国志」
...柔和かと思えば剛毅...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...剛毅(ごうき)と剛健のよりあいなのである...
吉川英治 「源頼朝」
...以前の質朴や剛毅さのあった土くさい青年とはちがう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...決意した際には勇敢で毅然としているが...
和辻哲郎 「鎖国」
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