...ヴェニスなるドウジの殿楼(でんろう)は今第二の日没のごとく...
夏目漱石 「草枕」
...春雷殿楼をゆるがして...
吉川英治 「三国志」
...城頭にそびえている三層の殿楼やそれにつらなる高閣など...
吉川英治 「三国志」
...かの水(しょうすい)の殿楼(うてな)――銅雀台(どうじゃくだい)に二女を迎えて...
吉川英治 「三国志」
...宮殿楼閣悉(コトゴト)ク銀映緑彩(リョクサイ)...
吉川英治 「三国志」
...「さすが花奢(かしゃ)だな、右馬介」「おなじ守護大名ながら、下野国の御家風と、ここの佐々木屋形では」「まさに、月とすっぽん」――翌朝、起き出てみると、総曲輪(そうぐるわ)は砦(とりで)づくりらしいが、内の殿楼、庭園の数寄(すき)など、夜前の瞠目(どうもく)以上だった...
吉川英治 「私本太平記」
...殿楼(でんろう)の数寄(すき)はいうまでもないこと...
吉川英治 「私本太平記」
...躑躅(つつじ)ヶ崎(さき)の建(た)ちならぶ殿楼長屋(でんろうながや)のいらかの波(なみ)へ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...安土(あづち)の殿楼(でんろう)に人は多いが...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして舎殿楼閣(しゃでんろうかく)の沢山な火は...
吉川英治 「新書太閤記」
...本丸の殿楼(でんろう)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...桃山造りの殿楼にふさわしい白孔雀(しろくじゃく)なども飼育されていたが...
吉川英治 「日本名婦伝」
...逆瀬川(さかせがわ)の水を殿楼の階下にとり入れていた...
吉川英治 「源頼朝」
...――暴風雨(あらし)の中に立つ殿楼と...
吉川英治 「源頼朝」
...その殿楼(でんろう)や門造りなど...
吉川英治 「源頼朝」
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