...この大市場は殷賑(いんしん)を極めており...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...僕等はニューヨークの殷賑(いんしん)を想像しながら無数の摩天閣の聳ゆる市街を眺めても...
辰野隆 「パリの散策」
...290更に人口殷賑の都城七つを贈るべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...殷賑(いんしん)地帯で...
徳田秋声 「縮図」
...五千年前のヘリオポリスの殷賑などはいくら想像を働かしても実感することのできないほどに今は荒れさびれている...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...葺屋町は殷賑なところで...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...一時はあれほど殷賑をきはめた夜の逃亡も...
原民喜 「壊滅の序曲」
...前者は冒頭の背景に団子坂菊人形の殷賑を描き...
正岡容 「根津遊草」
...ますます未来の殷賑を期待せしめてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...内外人の商舗を列ねた殷賑な市街を成し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...殷賑な煙がなびいていた...
吉川英治 「篝火の女」
...殷賑(いんしん)をきわめていた...
吉川英治 「剣の四君子」
...けれど首府の殷賑(いんしん)がそのまま朝廷の盛大をあらわすものとはいえなかった...
吉川英治 「三国志」
...いわゆる巴蜀文化の殷賑(いんしん)を招来していた...
吉川英治 「三国志」
...昼ながら堺の殷賑(いんしん)もまるで墓場のようにさびれているのに...
吉川英治 「新書太閤記」
...安土の殷賑(いんしん)は二十日(はつか)正月を過ぎても衰えは見えない...
吉川英治 「新書太閤記」
...年ごとに殷賑(いんしん)を呈した...
吉川英治 「新書太閤記」
...目も綾(あや)に織られるばかりな大名府の殷賑(いんしん)な繁華街が果てなく展(ひら)かれ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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