...その間に百雷の如き砲聲が殷々と轟く...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...閃光を放ちながら雷鳴が殷々として遠く聞こえはじめた...
長塚節 「太十と其犬」
...火蓋を切つて朝霧の中に殷々と鳴り渡る...
牧野信一 「鵞鳥の家」
...時ならぬ時刻に大手御門の鐘楼の鐘がにはかに殷々と鳴りはじめ...
牧野信一 「サクラの花びら」
...悲しげに殷々と響くのである...
横光利一 「欧洲紀行」
...号砲が殷々と続くたびに方向を転じて上空高く上って散って行く...
横光利一 「欧洲紀行」
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