...民或有二溺レ愛殞レ身者一...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...民或は愛(あい)に溺(おぼ)れ身を殞(おと)す者有り...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...一月ばかりの後に命を殞(おと)した...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...所詮(しよせん)はこの流沙河に命を殞(おと)すべいと覚悟したが...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...一かどの御用も勤まる侍にむざと命を殞(おと)させたのは...
芥川龍之介 「三右衛門の罪」
...二人共に命を殞すこと近きに在るか...
太宰治 「右大臣実朝」
...色々の豆のために命を殞(おと)さないまでも色々な損害を甘受する人がなかなか多いように思われるのである...
寺田寅彦 「ピタゴラスと豆」
...いわんや刀刃(とうじん)の難によって命を殞(おと)すことのあり得べきお方ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...遂に貴重なる一命を囹圄(れいご)の中に殞(おと)してしまった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その気に染まる人また立所(たちどころ)に命を殞(おと)さざるなし...
南方熊楠 「十二支考」
...十一月の視野に於て倫理の矢に命(あた)つて殞(お)ちる倫理の小禽(ことり)...
三好達治 「測量船」
...倫理の矢に命つて殞ちる倫理の小禽よ!★雲は私に告げる...
三好達治 「測量船」
...共に命を殞(おと)し...
森鴎外 「うたかたの記」
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