...私は突然自分の残生(おいさき)のほうを見ようとして振返ってみた...
モオパッサン 秋田滋訳 「ある自殺者の手記」
...再会の望を以てわが残生を霑(うるお)すに至るのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...・死期、死処・残生、余命・巣立つ鳥老いぼれ鳥八月廿六日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...神はわが枯槁(こかう)の残生に意味あらせんとて...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...残生の大半を私は寄席文化の普及と探求とに...
正岡容 「わが寄席青春録」
...子供のない残生を公共の仕事に使いつくす覚悟だと云い触らしていた...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...私の残生に対してこの「灰色の人」が何と云ふか...
吉井勇 「青春回顧」
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