...佐渡守様もあのように、仰せられますからは、残念ながら、そうなさるよりほかはございますまい...
芥川龍之介 「忠義」
...だから……俺は残念ながら腹がからっぽで...
有島武郎 「ドモ又の死」
...われはあわれな宇宙囚! 残念な……)大警告艇長リーマン博士に面接する機会は...
海野十三 「宇宙尖兵」
...動揺といっても、極く軽微なものだし、まさか部屋全体が天上するなんて思いもよらぬので、残念ながら、我々はまんまと敵の術中に陥った訳です」云う内に、大エレベーターは、全く下降し切って、部屋の床と、ドアの外の廊下の床とがピッタリと、同じ高さになった...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...残念なことには、誰も飛び道具を持っているものはなかった〔註、そのころの警官はピストルを持たされていなかった〕...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...3ここで相手はにやにやと顔を崩して、「残念ながら、密室殺人事件にはなりませんでしたよ...
大坪砂男 「浴槽」
...残念ながらわたしにも...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...残念なような気持で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...残念ながら正(しょう)のままであの女をどうすることもできねえんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかしこの豆じゃ残念ながら致し方がない」「豆は痛むかね」「痛むの何のって...
夏目漱石 「二百十日」
...商館の手代そのままの風采(ふうさい)を残念ながら諸君の御覧に入れなければならない始末になります...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...私の聴いたむらくの「らくだ」に残念ながらこの記憶はないのであるが...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...残念ながらまだ明白に判(わか)らぬというまででまずは怪物の証拠とでもいうべきものであった...
柳田国男 「山の人生」
...残念ながらこの話は無かったものとお思い下さるように」牛尾大六は白扇の上に紙包を載せ...
山本周五郎 「雨あがる」
...残念ながらこの実験は若林の大勝利で吾輩の敗北だ……かどうだかは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それにしてもこの際呉々(くれぐれ)も残念なことは...
夢野久作 「老巡査」
...ひとまず、県へ帰ろうよ」「そうしますか」「うム」「それがしも、先刻からいろいろ考えていたのですが、どうも、残念ながら、一時郷里へ退くしかないであろう――と思っていたので」「転戦、また転戦...
吉川英治 「三国志」
...胤舜は、落胆顔して、「それは残念な...
吉川英治 「宮本武蔵」
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