...同時に既に始まっていた彼の残忍な宗教裁判(インクイジション)を先頭に立てた反動運動も...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...幾百万の人間を少数の無益な無駄遣いどもの残忍な貪欲の犠牲にする...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...とても残忍な性質の家老があって...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...残忍なる、殺伐なる、狡猾なる、□買ひかぶられることは苦しい恥かしい...
種田山頭火 「其中日記」
...ともあれ僕はつぎのごとく言わざるを得んのですよ――運命が僕を遇することの無慈悲残忍なる...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...実は最も残忍な決闘である...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...私は残忍な気持になって...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...残忍なほど好奇な人々の群れ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...残忍なタマカイ魚...
中島敦 「南島譚」
...汚い蠅等の残忍な翅音(はおと)も伴ひ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...残忍なる所業は正視するに忍びぬと云う意味のことが記してある...
中山太郎 「屍体と民俗」
...自分の今やった残忍な行為を...
平林初之輔 「二人の盲人」
...それに伴随して残忍な気持がたえず行き来するのは一体何う云う訳であったろう...
松永延造 「職工と微笑」
...また再び詳しく話し返すに堪えない残忍な話である...
宮本百合子 「女の手帖」
...ここに書くさえ気味のわるいアラユル残忍な方法でイジメつけながら...
夢野久作 「冗談に殺す」
...フイッと残忍な気持になったり……窓の外の霧を見ると...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...これ程に残忍な……そうしてコンナにまで非人道的に巧妙な犯罪が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...堪(たま)らない残忍な...
夢野久作 「一足お先に」
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