...彼の前半生は――といってももはや後半生も残り少なになっているのであるが――かかることの絶えざる繰りかえしであった...
犬田卯 「沼畔小話集」
...ほとんど残り少なになっているらしい...
梅崎春生 「狂い凧」
...」婆さんは残り少なの歯を狗(いぬ)のやうに露(む)いてみせた...
薄田泣菫 「茶話」
...はやその年も残り少なになった十二月の二十日頃に...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...三十九 七日―六日―五日―日数が残り少なくなるに連れ...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...私は自分の残り少ない余生に本当の生き甲斐を感じている...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...水も残り少ない...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...用意の糧食も残り少ないとか」「それというのも...
本庄陸男 「石狩川」
...また今日では諸処にあった木も伐られてそれが大いに残り少なにもなっているから...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...翌二十四年ごろからはその若干の私の財産も残り少なになってしまったのです...
牧野富太郎 「植物記」
...翌二十四年ごろからはその若干の私の財産も残り少なになってしまったのです...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...こうした残り少ない山生活が...
松濤明 「再び山へ」
...清書のためにもらってあった白紙(しらかみ)が残り少なになった...
森鴎外 「最後の一句」
...桜田小路の家から持って来た金も残り少なくなったので...
山本周五郎 「へちまの木」
...残り少なに討ちなされて...
吉川英治 「私本太平記」
...鎌倉内の残り少ない兵をひっさげ...
吉川英治 「私本太平記」
...残り少なくなっていたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...残り少ない日本中の古城址のうちでも...
吉川英治 「随筆 新平家」
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