例文・使い方一覧でみる「残り」の意味


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...崩れ残りの築土(ついぢ)だけだつた...   崩れ残りの築土だけだつたの読み方
芥川龍之介 「六の宮の姫君」

...怪しと思う婦人(おんな)のみ居残りたる様子なれば...   怪しと思う婦人のみ居残りたる様子なればの読み方
泉鏡花 「活人形」

...残りの赤い部分は花冠と云ふものだ...   残りの赤い部分は花冠と云ふものだの読み方
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」

...地上には季節の名残りが山々の襞(ひだ)に深い雪をとどめて...   地上には季節の名残りが山々の襞に深い雪をとどめての読み方
大阪圭吉 「坑鬼」

...それからラムが一罎(ひとびん)と!残りの奴は酒と悪魔が片附けた――よいこらさあ...   それからラムが一罎と!残りの奴は酒と悪魔が片附けた――よいこらさあの読み方
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」

...焼け残りの黒ずんだ足が今も見えている...   焼け残りの黒ずんだ足が今も見えているの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...飲残りのビールをまた一杯干して...   飲残りのビールをまた一杯干しての読み方
永井荷風 「つゆのあとさき」

...今日もまた生き残りたる玉の緒の生命尊く思ほゆるかもを思い出し幾度も詠んだ...   今日もまた生き残りたる玉の緒の生命尊く思ほゆるかもを思い出し幾度も詠んだの読み方
永井隆 「長崎の鐘」

...みんなそこらから拾い集めてきた焼け残りの物だった...   みんなそこらから拾い集めてきた焼け残りの物だったの読み方
永井隆 「ロザリオの鎖」

...八 名残りの雪早朝の四辺は...   八 名残りの雪早朝の四辺はの読み方
中村清太郎 「ある偃松の独白」

...泥水の分析値から耕地の流出量を引いた残りの量と...   泥水の分析値から耕地の流出量を引いた残りの量との読み方
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」

...大変残りおしく思う...   大変残りおしく思うの読み方
長谷川時雨 「マダム貞奴」

...沼袋のきんの家は残り...   沼袋のきんの家は残りの読み方
林芙美子 「晩菊」

...往昔の巣鴨染井の菊や躑躅のたぐひを育てゝゐた名残りらしく...   往昔の巣鴨染井の菊や躑躅のたぐひを育てゝゐた名残りらしくの読み方
正岡容 「巣鴨菊」

...喰い残りの麦飯なりとも一椀を恵み給わばうれしかるべしとて肩の荷物を卸(おろ)せば十二...   喰い残りの麦飯なりとも一椀を恵み給わばうれしかるべしとて肩の荷物を卸せば十二の読み方
正岡子規 「旅の旅の旅」

...真珠湾に突入した九人の青年が軍神としてたたえられたたたえたのは、私たちだった、国民だったあの頃の新聞や雑誌を出して見なさい電車が九段を通る時には、すべての人が頭を下げたことを思い出して見なさい宮城前を過ぎる時にはすべての人が頭を垂れて戦勝を祈ったことを思い出して見るがいい私たちもそうだった私もそうだった――罰せよ、罰せよ、残りなく、私たちを...   真珠湾に突入した九人の青年が軍神としてたたえられたたたえたのは、私たちだった、国民だったあの頃の新聞や雑誌を出して見なさい電車が九段を通る時には、すべての人が頭を下げたことを思い出して見なさい宮城前を過ぎる時にはすべての人が頭を垂れて戦勝を祈ったことを思い出して見るがいい私たちもそうだった私もそうだった――罰せよ、罰せよ、残りなく、私たちをの読み方
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」

...車中の不便を思いベルリンから持ち込んだ角砂糖の残りも...   車中の不便を思いベルリンから持ち込んだ角砂糖の残りもの読み方
横光利一 「旅愁」

...この世の名残りにたっぷりとお過ごしあれ」郷士の口裏に...   この世の名残りにたっぷりとお過ごしあれ」郷士の口裏にの読み方
吉川英治 「江戸三国志」

「残り」の読みかた

「残り」の書き方・書き順

いろんなフォントで「残り」

「残り」の英語の意味


ランダム例文:
一言でいうと   灰燼   ワールド  

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