...会葬したものは又一人も残らず若死したお民を惜しんだり...
芥川龍之介 「一塊の土」
...○俳優のほとんど残らずは...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...私も仙吉も旨そうに片端から残らず喰べてしまったが...
谷崎潤一郎 「少年」
...それを残らず洗い落すのに多少の未練を感じながら...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...一つ残らずむしり取り...
寺田寅彦 「路傍の草」
...「家族の者残らずがそうでございます...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「港の船は残らず出払ひです...
長塚節 「隣室の客」
...今時分は探偵が十人も二十人もかかって一部始終残らず知れていますよ」探偵と云う言語(ことば)を聞いた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「セーラー全部、ボースン、大工、コーターマスター、みな、残らず、サロンまで来てくれと、船長が言ってるよ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...バイキン共は、十七匹、枕をならべて、出馬いたしましたが、ことごとく、一匹残らず、轡(くつわ)をならべて、討死(うちじに)させなければ、この若松に、いつまで経っても、市民の平和と幸福とは実現しないのであります」「ヒヤヒヤ」「仙人のいうとおり」掛け声、拍手、笑声が走るかと思うと、「バイキンはお前じゃあ」と、弥次る者もある...
火野葦平 「花と龍」
...一人残らず飛び出して来たのである――一口にいえば...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...一ペンス残らず全財産が債権化されていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...残らず冬期の装飾に変えた座敷の中がはなやかに見渡された...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一ツ残らず名刺型の紙に洋数字を書いてくっつけている...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...一つ残らず満員している...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...十常侍の輩を一匹残らず殺してしまわなければいけません...
吉川英治 「三国志」
...八名の者を残らず...
吉川英治 「私本太平記」
...御近習衆もひとり残らずお討死と沙汰しております...
吉川英治 「新書太閤記」
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