...ヴイヨンは彼の抒情詩を残す為に「長い敗北」の一生を必要とした...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...たしかに帰った証拠を残すのです...
江戸川乱歩 「影男」
...しかしこの『茶の本』は人心の機微に立脚した文字で長くその馨(かおり)を世に残すにたる檀香(だんこう)とも言うべきもの...
岡倉由三郎 「茶の本」
...自分もこの世に思い残すところなく安心して行くところへ行きたいと思っていたと...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...三本を残すに過ぎない...
永井荷風 「伝通院」
...あとを残すというようなことがあろうとも思われませんのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...畳の上で往生ができればそれで思い残すことはありませんな...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかく英雄によって名残(なご)りを残す一城の大手門なのであって...
中里介山 「大菩薩峠」
...気が向いたりして作る場合は無論あるだらうが)中佐は詩を残す必要のない軍人である...
夏目漱石 「艇長の遺書と中佐の詩」
...大学の卒業生はことごとく後世に名を残すか...
夏目漱石 「野分」
...……先ず食べ残すことを覚えるのが...
古川緑波 「駄パンその他」
...少し残す程度に食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今の状態のままに置いてはかえっていつまでも問題を残すであろう...
柳田國男 「地名の研究」
...ところどころ汐の溜(たま)りを残すほかは...
山本周五郎 「青べか物語」
...明日(あした)死んでも思い残す事あない」「アハハハ...
夢野久作 「近世快人伝」
...だからこの世に思い残す事はモウ一つも無い……云々と……...
夢野久作 「巡査辞職」
...後に残す大勢の子や老人(としより)の生活(くらし)が気がかり...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかしこの控除は彼に常に七二〇磅(ポンド)という同一額を残すように行われるからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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