...妹たちに買い残しておくべき衣服地や...
有島武郎 「或る女」
...自分の後へ自分と同じような個体を残しておくことが必要である...
丘浅次郎 「生物学より見たる教育」
...土間の隅つこに俵の儘残しておくのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...どの立派な樫(かし)または松を戸口の前に残しておくべきか...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...全部取ってはあともう来ないから少しは残しておく大変な掠奪を恣にしたのであります...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...この小男をひとり残しておくのは何んとなくおそろしいような気がするのであった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...黄金も塩も残しておく...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...たった一升だけ貧乏徳利に剣菱を残しておくはずはない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分が下手人だという証拠を残しておくようなものだ」「…………」万七は黙ってしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しかし私は本章の計算においては中位比率を残しておくことにするが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...残しておく妹を自分と同じものに思えと言い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「幾匹かの子犬の中から最良のものとして残しておくべきものを選び出すには...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自然の力を残しておくことは何より肝心だと思える...
柳宗悦 「陸中雑記」
...み姿のかげに残しておくことができれば……十一月十八日ひる...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...キットこのスフィンクスの鼻の表現を残しておく事が...
夢野久作 「鼻の表現」
...番人として残しておく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...白墨(はくぼく)でどこかへ丸を描いて残しておく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あとに一人残しておくが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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