...「短歌は将来の文芸からとり残されるかどうか?」に就(つ)き...
芥川龍之介 「又一説?」
...母が不憫(ふびん)でもあり残される自分がこの上もなくみじめだった...
有島武郎 「星座」
...ずんずんあとにとり残される...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...窪(くぼ)い水道だけ乾いたまゝに残される...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...茲では単に衝動に対する消極的な嚮導だけをその役割として残される...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...方法論・科学論の最後の形態として残される筈である*...
戸坂潤 「科学方法論」
...或いは教育の外に残される...
戸坂潤 「社会時評」
...それ故高次のものの根源性を承認した上でそれの分析によって感覚に至る道だけが残される...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...即ち空間表象の根源性を承認しその部分或いは要素として例えば触覚を説明するという道だけが残される...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...氷のなかに刈り残される...
豊島与志雄 「話の屑籠」
...屋根と柱だけが残されるようになった...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...さすがに残されるほどのものには...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...残されるのださうです...
林芙美子 「浮雲」
...二人だけが残されると...
火野葦平 「花と龍」
...いつも何分間も非常な昏迷と混乱とのなかにとり残されるのであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...せめて半熟卵にでもぼくの名が残されるならば...
森於菟 「オフ・ア・ラ・コック・ファンタスティーク」
...捨て残されるこの光子はどうなるのでござりますえ...
吉川英治 「剣難女難」
...当地の役署に残されるかもしれん...
吉川英治 「新・水滸伝」
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