...或はとり残されることもあるであらう...
芥川龍之介 「又一説?」
...母が不憫(ふびん)でもあり残される自分がこの上もなくみじめだった...
有島武郎 「星座」
...しかし僕だけこうして残されるのはどうした訳だろうかと...
大杉栄 「日本脱出記」
...自分だけが渋谷へ残されるようになりそうやよって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ずんずんあとにとり残される...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...これらの凝縮核の集合した層が取り残される...
寺田寅彦 「塵埃と光」
...チミリャーゼフと共に単なる編集者として残されることになった(『マルクス主義の旗の下に』日本版一七号を見よ)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...それ故吾々に残される処は時間的な順序でもなく而かも所謂論理的な時間の順序でもない処の「基礎」又は「制約」でなければならぬ...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...其処にはただ空しい場所が残される...
豊島与志雄 「都会に於ける中流婦人の生活」
...特に反対の方へ行く電車が先に来て半数ばかりに取り残される時には...
豊島与志雄 「微笑」
...旧日本の旧態が残されるかを想像して見るのも...
永井荷風 「銀座」
...足の弱いのが残されるのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...男は六畳の座敷に取り残される...
夏目漱石 「虞美人草」
...広い教場へ二人だけ残されるのだ...
長谷川時雨 「源泉小学校」
...さすがに残されるほどのものには...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...永久の秘密として残されるのであろう...
久生十蘭 「悪の花束」
...その名はながく戦いの歴史に残されるだろう...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...殿様が旅に出られることは後に残されるものにとって甚(はなは)だ心許(こころもと)ない思いであった...
本庄陸男 「石狩川」
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