例文・使い方一覧でみる「殊更に」の意味


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...予は予のかういふ弱い心を殊更に人に告げたいとは思はない...   予は予のかういふ弱い心を殊更に人に告げたいとは思はないの読み方
石川啄木 「郁雨に與ふ」

...後(うしろ)の木立の濃い緑と映り合つて殊更に明るく...   後の木立の濃い緑と映り合つて殊更に明るくの読み方
石川啄木 「鳥影」

...萩の葉も殊更に写生の色を避けていっさい緑青気の生々しいものを使わず...   萩の葉も殊更に写生の色を避けていっさい緑青気の生々しいものを使わずの読み方
上村松園 「画道と女性」

...殊更に重要な位置を占めて居る...   殊更に重要な位置を占めて居るの読み方
田山録弥 「小説新論」

...殊更にお骨折になったかもしれませんね...   殊更にお骨折になったかもしれませんねの読み方
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」

...アートレ,デース殊更に心憂にうち沈み...   アートレ,デース殊更に心憂にうち沈みの読み方
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」

...殊更に困難と健鬪して見たいといふ樣な氣を起して...   殊更に困難と健鬪して見たいといふ樣な氣を起しての読み方
朝永三十郎 「學究漫録」

...殊更に朝早く起出(おきいで)て...   殊更に朝早く起出ての読み方
永井荷風 「狐」

...殊更に立止って野営の人形を眺めるものはないらしいようであった...   殊更に立止って野営の人形を眺めるものはないらしいようであったの読み方
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」

...殊更に真面目(まじめ)な句調で吹聴して来(き)た...   殊更に真面目な句調で吹聴して来たの読み方
夏目漱石 「それから」

...どんなふうに善処した」「殊更にあのような大胆な行為をしたのは...   どんなふうに善処した」「殊更にあのような大胆な行為をしたのはの読み方
久生十蘭 「魔都」

...いうまでもない充分に可視さるべき種々の情況を殊更に回避して...   いうまでもない充分に可視さるべき種々の情況を殊更に回避しての読み方
久生十蘭 「魔都」

...」と純造はイヤな心を見せるのが悪いやうな気がしたので殊更に豪放を示した...   」と純造はイヤな心を見せるのが悪いやうな気がしたので殊更に豪放を示したの読み方
牧野信一 「坂道の孤独参昧」

...殊更にその扮する役々を云はず...   殊更にその扮する役々を云はずの読み方
正岡容 「大正東京錦絵」

...笑つた後だけに殊更に寂しくなつて...   笑つた後だけに殊更に寂しくなつての読み方
三好十郎 「妻恋行」

...何を殊更に言ひつけるとか命令することが憚られ...   何を殊更に言ひつけるとか命令することが憚られの読み方
室生犀星 「渚」

...いちばん重要な問題は、もし彼が、禅尼の乞いのため、いやいや意志を曲げたものなら、なにも、頼朝の身を、殊更に、源氏の族党の多い――そして源氏の地盤ともいえる関東地方などへ流してやる必要はないということだ...   いちばん重要な問題は、もし彼が、禅尼の乞いのため、いやいや意志を曲げたものなら、なにも、頼朝の身を、殊更に、源氏の族党の多い――そして源氏の地盤ともいえる関東地方などへ流してやる必要はないということだの読み方
吉川英治 「随筆 新平家」

...“ツリカゴ”は小さい家だったけれど、中は皆ボックスばかりで、どのテーブルも真黒などっしりしたものであり、又客の尠い為でもあろうか、幾ら長く居ても、少しも厭な顔を見ないで済むのが、殊更に、気に入ってしまったのだ...   “ツリカゴ”は小さい家だったけれど、中は皆ボックスばかりで、どのテーブルも真黒などっしりしたものであり、又客の尠い為でもあろうか、幾ら長く居ても、少しも厭な顔を見ないで済むのが、殊更に、気に入ってしまったのだの読み方
蘭郁二郎 「孤独」

「殊更に」の書き方・書き順

いろんなフォントで「殊更に」


ランダム例文:
佝僂   医籍   禁猟区域  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

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