...驕悍のロベスピエールを以てする尚一片烈々たる殉道的赤誠を有せし也...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...――」「職に殉(じゅん)じても?」「職に殉じてでもです...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...殉死とか情死とかはかくの如くして極めて自然であり得ることだ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...その報、淡路にいたるや、正信は剪刀を以て其喉を切りて、見事に殉死せり...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...〔伽羅千代萩(めいぼくせんだいはぎ)〕切腹して君に殉ずる忠臣あり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...「どの『殉教者伝』にもそんなようなことは載っておりません...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...殉教者のような忍従と審判者のような威厳とで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...近くはこの終戦まぎわまで迫害を受けて殉教したキリシタンは数限りありませぬが...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...その天職に殉(じゅん)ずる時は獅子と相当ることすらできるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その状況はシュネシオス(新プラトン学派のキリスト教徒)によって五体を焼かれる殉教者に譬えられている...
野上豊一郎 「パルテノン」
...この至誠殉法の一語は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「なぜ? 殉教者になってなんの得がありますか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...木村富子少史が「落花流水」と題した源之助芸談を近年一読して蟒お由の役のむづかしいのはお由が夫長次にはあくまで殉情の貞女として...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...追腹はお許しの出た殉死とは違うなぞという奴(やつ)があろうて」こう言ったのは四男の五太夫である...
森鴎外 「阿部一族」
...お奉行の死に殉じる覚悟だ...
吉川英治 「大岡越前」
...宮に殉(じゅん)じようとはせず...
吉川英治 「私本太平記」
...殉死的な戦死をとげたことだった...
吉川英治 「私本太平記」
...最前の迎え駕は、実は、召捕りの駕であり、それに代る花世は、今宵の最後の対決一つで、死か生かの運命の極まる老先生と郁次郎のために、すでに、殉死を覚悟して、死装束(しにしょうぞく)でこの屋敷の一間(ひとま)につつしんでいたものに違いない...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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