...彼の仇の家に殃(うれ)いごとがあるのだ...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...「カイン」「サタン」の詩二つながら人界の災殃(さいおう)を賦(ふ)し...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
......
内田魯庵 「八犬伝談余」
...重成法師又殃に逢ふ...
太宰治 「右大臣実朝」
...あのやうな愚かしき罪をなして殃に逢ふは当然...
太宰治 「右大臣実朝」
...「天が私達に殃(わざわい)を降そうとしているのです...
田中貢太郎 「嬌娜」
...その殃をのがれることはできるのです...
田中貢太郎 「嬌娜」
...遂に王も禍殃を蒙るに至つたが...
内藤湖南 「聖徳太子」
...積悪の家には余殃(よおう)あり...
中里介山 「大菩薩峠」
...科擧は國の殃なりと...
原勝郎 「貢院の春」
...戦殃(せんおう)の最盛時でさえ...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...その余殃(よおう)を長く社会にとどめることなし...
福沢諭吉 「政事と教育と分離すべし」
...けだし暴君汚吏の余殃かくの如くなれば...
福沢諭吉 「政事と教育と分離すべし」
...かつや恐れ多けれども師団長殿下を始め奉り旅団長参謀佐官を失ふに至りては天の近衛に殃(わざわい)する所以(ゆえん)の者を怪まずんばあらず...
正岡子規 「従軍紀事」
...ところへ虎に食われた弟子天より降り殃(わざわい)を脱れんとならば仏に詣(まい)れと教え一同を仏教に化した...
南方熊楠 「十二支考」
...其厭殃迎祥...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...金を貽(のこ)すのは兎角殃(わざはひ)を貽すと同じ事になる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...津下氏は恥辱あり殃咎(あうきう)ある家であつて...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
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