...歿後わづか二百七十二年にして...
會津八一 「一片の石」
...椿岳歿後、下岡蓮杖が浅草絵の名を継いで泥画を描いていたが、蓮杖のは椿岳の真似をしたばかりで椿岳の洒脱と筆力とを欠き、同じ浅草絵でも椿岳のとは似て非なるものであった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...古白君歿後暫くして余は京都に行った...
高浜虚子 「子規居士と余」
...M先生の歿後(ぼつご)...
徳田秋声 「黴」
...處が向父子の歿後はこの評論家と云ふ者が絶えてしまつた...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...彼の歿後殆ど十年にならうとする今日(こんにち)...
夏目漱石 「子規の畫」
...茫々と吉田の大人(うし)に過去の見えそれよりも濃く我に現る寛先生歿後...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...氏の歿後に未亡人サラー(Sarah)が千辛万苦の結果出版したものであって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...たしかその歿後の翌年と回想される故指折れば早くも十星霜にあまる時が経ちしなり...
牧野信一 「好色夢」
...蕪村歿後(ぼつご)に出版せられたる書を見るに...
正岡子規 「俳人蕪村」
...彼(か)れ蕪村歿後数年ならずしてまた歿し...
正岡子規 「俳人蕪村」
...「時梅泉歿後経数歳...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...万年の歿後には菅三がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その二百十三蘭軒歿後の第六年は天保六年である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その三百六十一明治七年は蘭軒歿後第四十五年である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その三百六十八わたくしは蘭軒歿後の事を叙して養孫棠軒の歿した明治乙亥の年に至つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その百抽斎歿後の第二十年は明治十一年である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...光辰の歿後(ぼつご)に剃髪(ていはつ)して泉阿弥となのり...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
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