...彼は死地から生還できた...
...その山奥は死地と呼ばれている...
...死地に追い詰められた動物たちが逃げ出している...
...冬のアルプスは死地だ...
...戦闘機は敵陣地域の死地を飛行中だ...
...一太刀毎(ひとたちごと)にこの若者を容赦(ようしゃ)なく死地へ追いこんで行った...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...死地に近寄る哀れさよ...
泉鏡花 「活人形」
...博士は又大詩人であって『死地に乗入る六百騎』というような韻文が当時の青年の血を湧かした...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...外山(とやま)博士一流の「死地に乗入る六百騎」的の書生節(しょせいぶし)とは違って優艶富麗の七五調を聯(なら)べた歌らしい歌であったが...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...そこからなんとかして死地を脱する道を発見したいものだと考えた...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...彼ら如何に迫切なる死地に陥るも...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...吾を死地に措(お)かんとするを知り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...自分を死地に陥れたところの物を利用して反対に身を脱するのが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...突然兄から捕(つら)まって危く死地に陥(おとしい)れられそうになったのも...
夏目漱石 「行人」
...われその罪なくして慄(おのの)きながら死地に就くに忍びずと言う...
南方熊楠 「十二支考」
...――死地に入らずんば...
山本周五郎 「山彦乙女」
...からくも死地を脱することができた...
吉川英治 「三国志」
...彼はいくども死地に陥った経験をもち...
吉川英治 「私本太平記」
...この小城一つを死地として...
吉川英治 「新書太閤記」
...いわゆる兵法でいう死地であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...敵前偵察の死地をさして...
吉川英治 「新書太閤記」
...下り松の死地を乗り越える前までは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼を待っていたほんとの死地だったのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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