...死に身になった次郎には...
芥川龍之介 「偸盗」
...ロボは必死に身をもだえ...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...するだけのことはしてやらんとあきらめがつかいで……わたしは死に身になって働きます...
壺井栄 「大根の葉」
...大将もろとも討死の覚悟か目をつぶつて死に身にぐたりとつるさがつたなりどうしてもはなれない...
中勘助 「銀の匙」
...ゆうべから死に身になって探していたんだが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...鶴子さんは必死に身もだえしているようでしたが...
久生十蘭 「魔都」
...必死に身を支えながら隙を見て五六歩夢中で窪地の方へ逃げ出すと...
久生十蘭 「魔都」
...死に身になって硝子に孔(あな)をあけようと試みている...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...死に身で小助六は続けていた...
正岡容 「寄席」
...三好 こだわる! こうして僕も戯曲だけを死に身になって書いていりゃ...
三好十郎 「好日」
...それまで死に身になって稼いだので...
森鴎外 「蛇」
...死に身の力から発した自然の居合(いあい)...
吉川英治 「江戸三国志」
...死に身になって逃げ廻るのが...
吉川英治 「江戸三国志」
...充分なる覚悟と死に身の用意がなければならないはずです...
吉川英治 「江戸三国志」
...金吾は一途(ず)です、死に身です...
吉川英治 「江戸三国志」
...死に身になって取りまいても...
吉川英治 「神州天馬侠」
...死に身になって働こうという気が出なくなります...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼が死に身になって向っていた聖徳太子の御声(みこえ)でなくてなんであろう...
吉川英治 「親鸞」
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