...彼女は歴とした女性で、優雅な雰囲気が漂っていた...
...彼の言動は歴としたもので、周りから尊敬されている...
...この事件は歴とした事件で、多くの人々が悲しむことになった...
...彼は歴とした経歴を持っており、その分野で著名な人物である...
...彼は歴とした歴史学者で、多くの著作を残している...
...(今でもその家は歴とした豪農である...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...まづ「歴とした作家」として存在した時代であつて...
宇野浩二 「「鱧の皮 他五篇」解説」
...僕には保子という歴とした女房があることも知ってい...
大杉栄 「男女関係について」
...もしか親房(ちかふさ)卿から今の北畠男爵になる迄の歴とした系図でも出たら...
薄田泣菫 「茶話」
...歴とした会が成立したのであった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...柏木家と三枝家との歴とした両方の関係者をお招きするだけのことは出来ませんから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...何しろ紹介者が歴とした例の有名な飯田橋の職業紹介所であるし...
戸坂潤 「社会時評」
...歴とした町人じゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...何んでも親は歴とした旗本だとか言いましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あっしは生れて初めて見ましたが」「初ものが三つ目だ」「これが歴とした二本差...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...歴とした家(うち)の飼い犬でありながら...
二葉亭四迷 「平凡」
...あれで見ると佛蘭西の歴とした文人たちも...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...そのころ歴とした旦那ができて高座を去り...
正岡容 「寄席風流」
...建物にはそれぞれ歴とした原型があつて...
三好達治 「オルゴール」
...歴とした顧問官に就任するよう求められたが断っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...串を境に刺すことは歴としたる出典がある...
柳田國男 「地名の研究」
...T「あば敬にも村上ッて歴とした苗字があるんですね」其処へ敬四郎が現れた...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...三文判でも捺(お)せば歴としたものになるて...
山本周五郎 「長屋天一坊」
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