...顎の痛みは歯齦に問題があるかもしれない...
...歯磨きをしっかりしていても歯齦炎になることがある...
...子供の頃には歯磨きが嫌いで歯齦が常に出血していた...
...歯齦の腫れは歯医者の診察が必要です...
...タバコを吸うと歯齦炎のリスクが高くなることが知られています...
...歯齦(はぐき)の見える微笑をした...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...×あの家は桃色の歯齦(はぐき)をしてゐる...
芥川龍之介 「軽井沢で」
...赤坊は堅くなりかかった歯齦(はぐき)でいやというほどそれを噛(か)んだ...
有島武郎 「カインの末裔」
...今まで固く噛み合っていた歯なみが歯齦(はぐき)からゆるみでるい軽い痛みを感じた...
有島武郎 「星座」
...歯齦(はぐき)のあたりから鋼鉄を熔かす性質のある唾液が泉のように湧いてくるのであります」と...
海野十三 「軍用鮫」
...葱(ねぎ)のやうに寒い歯齦(はぐき)を出して笑つてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...歯齦(はぐき)から血の出るほどの殴打があった...
太宰治 「古典風」
...ソシテワザト上下ノ歯齦(はぐき)ヲ強ク噛ミ合ワセ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...予ハ上下ノ歯齦ヲ何度モパク/\ト離シタリ合ワシタリシテ黄色イ舌ヲ口腔デベロ/\サセ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...それは上唇の肉と上顎部(じょうがくぶ)の歯齦(はぐき)が裂けて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...両方の頬が下の歯齦(はぐき)に干乾(ひから)びついて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ただに歯のみではなく歯齦(はぐき)までも現わし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...歯齦(はぐき)は現われ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一キロ内外の距離にあって、多くは家の中などにいてなんの創傷も受けず、その後軽い下痢くらいはあったが、元気で他の人の看護や焼け跡整理に立ち働いていた人々が、全身倦怠、皮膚蒼白の前駆症をもって発病し、体温は四〇度以上に上昇し、そのまま稽留し、口内炎を起こし、歯齦潰瘍ができ、後それは壊死し、咽頭義膜、潰瘍性扁桃腺炎を惹起し、飲食不能となる...
永井隆 「長崎の鐘」
...九月初頭に皮下溢血斑、高熱、歯齦壊死、咽頭潰瘍などの諸症状をもつ重篤な患者が多数突発したので、私たちは敗血症じゃないか、何か新しい急性伝染病じゃないかなどと疑い、対症療法を施しつつ詳細に観察しているうちに、血液疾患中の顆粒細胞欠乏症に酷似しているのに気づき、初めて骨髄が放射線に冒されたため白血球減少を来した結果とわかった...
永井隆 「長崎の鐘」
...その後歯齦から出血しだし間もなく死んでしまつた...
原民喜 「廃墟から」
...顔面には薄い顔面筋の間から頭蓋骨が白い歯齦迄むき出して笑い...
森於菟 「屍体異変」
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吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
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