...歩武堂々と軍勢の中より立ちて馳け出づる――その勇猛の姿見てアカイア軍は歡喜しつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...』617 冷笑の句、歩武堂々の反對...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...部分的にしろ可なり着々と歩武を進めて来ていることを知らねばならぬ...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...改進黨が常に其歩武を整齊して議會に屹立し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...兩黨偶然其歩武を同うして之に反對し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...両党偶然其歩武を同うして之に反対し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...あちらから歩武を揃えて堂々と前進し来(きた)る合唱でないとは言われません...
中里介山 「大菩薩峠」
...古今の大家と歩武(ほぶ)を斉(ひとし)ゅうして...
夏目漱石 「草枕」
...社会組織がだんだん変化して余儀なく個人主義が発展の歩武(ほぶ)を進めてくるならばなおさら打撃を蒙(こうむ)るのは明かであります...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...また着々と歩武を進めて研究を遂行する熱情に富んだがためである...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...現時の行掛りなる物質的開化の建造と共に更に高尚なる精神的開化の建造に我歩武を向けざるべからずと...
山路愛山 「英雄論」
...如何なる方法に依って研究の歩武(ほぶ)を進めて来たか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...隊伍は整然、歩武堂々...
吉川英治 「三国志」
...けれど二階堂のやしきから貝の音にしたがって歩武堂々と町なかも意識して粛々(しゅくしゅく)とながれて来た...
吉川英治 「私本太平記」
...歩武(ほぶ)堂々な入市ではない...
吉川英治 「私本太平記」
...藤田伝五は、押太鼓を打ち鳴らして、歩武堂々、戦列を展開した...
吉川英治 「新書太閤記」
...それへ返してゆく歩武(ほぶ)に示していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...宗教の信仰に救われて全能者の存在を霊妙の間に意識し断乎たる歩武を進めて Im schnen, Im guten, Im ganzen, に生くべく猛進するわが理想であると言ったら...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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