...柳の植わった岸には、木の下に、大きい荷がいくつも捨ててあるし、岸から歩み板が、幾十枚もかかっていて、船頭が、旅客が、口々にざわめいていた...
直木三十五 「南国太平記」
...「小柄で、押開けるがよい」小太郎は、冷やかに、こう云って、川岸から、舟への歩み板を、半分程渡って行って「船頭、灯をかしてくれぬか」舟からは、答えがなかった...
直木三十五 「南国太平記」
...向う側に歩み板がついているからそっちへ廻って行ってそろそろと穴の底へ下りて行く...
久生十蘭 「魔都」
...闇をすかしながら歩み板の上の方を見上げると...
久生十蘭 「魔都」
...この馬鹿野郎が!」仰天して秀陳が歩み板を駆け降りてくるのを見すますと...
久生十蘭 「魔都」
...渡船の歩み板を一足ポンと此方へ降りりゃ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...渡船の歩み板を一足ポンとこっちへ降りりゃ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...岸から舟へわたした歩み板の...
山本周五郎 「風流太平記」
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