...彼は武骨な性格だけど、実はとても優しい...
...あの人の武骨な態度には、誰もが圧倒される...
...彼女の武骨な振る舞いに、周りの人たちが驚いた...
...武骨な男性とは付き合えないと思っていたけど、実はとても面白い人だった...
...あの部屋に入った瞬間、武骨な雰囲気に包まれた...
...林檎が田舎娘のような可憐な薄紅色の蕾を武骨な枝に処せまきまで装い...
有島武郎 「フランセスの顔」
...やっぱり叩き上げた警官の武骨(ぶこつ)さをごまかすことはできなかった...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...日頃我れを武骨物(ぶこつもの)と嘲りし優長武士に一泡(ひとあわ)吹かせんずと思ひけり...
高山樗牛 「瀧口入道」
...當世嫌ひの武骨者(ぶこつもの)も一度は折らねばならぬ我慢なるに...
高山樗牛 「瀧口入道」
...武骨者と人の笑ふを心に誇りし齋藤時頼に...
高山樗牛 「瀧口入道」
...武骨一途(づ)の瀧口殿...
高山樗牛 「瀧口入道」
...一は武骨を以て勝ち...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...武骨で強そうなるをもって武士道の教訓のごとく思うははなはだ幼稚なる武士道である...
新渡戸稲造 「自警録」
...竹のやうに長くて武骨な手足...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「あれは?」「養子の市太郎だよ」辨慶の小助が引合せてくれたのは、二十五六の頑丈な男で、色も黒く、眼鼻立も大きく、その上横肥りで、武骨で、全く女子供に好かれるたちの男ではありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...武骨なようすをした運転手が...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...自分は武骨なアツシユの杖を突き...
牧野信一 「F村での春」
...僕は色が黒くて、体が武骨で、その上田舎育である...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...高野ユカリ君です」彼は自分の武骨な手をみるように首をまげた...
山川方夫 「演技の果て」
...辛うじてこのQ大の柔道教師の職に喰い下っている武骨者であるが...
夢野久作 「冥土行進曲」
...単純な武骨一片の男で...
吉川英治 「新書太閤記」
...(俺は武骨者)で通しているところも一特色だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...社会(せけん)ばなれな武骨一偏になってしまい易いことも当然である――と武蔵は思った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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