...僕に話したが昔時(むかし)の武辺者(ぶへんしゃ)に...
関根黙庵 「枯尾花」
...他の優れた武辺者に頼んでもらい度い」と言うのです...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...いずれも当時江戸邸中に雷名をはせた武辺者です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...血の荒れの見え透(す)く獣物(けだもの)じみた武辺流のなかでは...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...築城術に熱心な当時の武辺者のあいだで...
吉川英治 「上杉謙信」
...御武辺のことはよう分りませぬが...
吉川英治 「私本太平記」
...朝廷むきの御儀(おんぎ)にはいっこう不案内な武辺者...
吉川英治 「私本太平記」
...あくまで武辺話に終始した...
吉川英治 「私本太平記」
...「われら武辺者の...
吉川英治 「新書太閤記」
...武辺者のならいで...
吉川英治 「新書太閤記」
...武辺(ぶへん)の心がけ...
吉川英治 「新書太閤記」
...忠兵衛の智略や武辺のたしなみは...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただ余(あま)りに血に飽いて荒(すさ)んだ心のやすみ場を探しているに過ぎないので」「武辺者と仰せられたが...
吉川英治 「親鸞」
...元より武辺に身をゆだねて世にさすろう以上は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...(甲州出の武辺者が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...けさ程のお出会い、殿のお耳に入れ候処、但馬守(たじまのかみ)様、なつかしき男と被仰(おおせな)され候お越しの日、いつ頃にやとのおことば、折返してお便り待入申候すけくろう「お内儀(かみ)、そこの筆をかしてくれぬか」「こんなので、よろしゅうございましょうか」「うむ……」と帳場のわきへ立ち寄って、助九郎の手紙の裏へ、武辺者には、ほかに用もなし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...べつに武辺者の自己の恥辱とも考えず答えると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...亘志摩から、三宅軍兵衛とその他の者を、紹介(ひきあわ)せると、軍兵衛も、「どうか、一昨夜のことは、水に流して」と、門人の非を謝し、それからは隔意もなく、武辺ばなしや、世間ばなしに、座は賑わった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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