...武士の魂は抜けて遊冶郎になり下つてしまつた...
鮎川義介 「革命を待つ心」
...一武士の魂...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...小刀だけは残っても武士の魂たる大刀をまで...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...瀧口時頼が武士の魂の曇なき證據...
高山樗牛 「瀧口入道」
...誠(まこと)武士の魂あるもの幾何かあるべき...
高山樗牛 「瀧口入道」
...いつでも囘龍の武士の魂が生きていた...
小泉八雲 田部隆次訳 「ろくろ首」
...必要の前には直ちに本来の武士の魂に立ち返る彼ではあるが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...みすみす武士の魂という腰の物までも手放そうとなさる今の場合...
中里介山 「大菩薩峠」
...大道へ武士の魂を抛(ほう)り出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...武士の魂が役に立たなくては済まぬ」「いかにも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...武士の魂が役に立たなくては濟まぬ」「いかにも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...浪人者の鞍掛藏人(くらかけくらんど)に言はせると、この脇差は犬威(いぬおど)しのやうなもので、町人のたしなみに持つたものだらうと言ふこと、武士の魂とは、少し縁の遠い代物(しろもの)です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人斬包丁を傍から離せなくなる」武士の魂たる両刀を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...武士の魂と云う双刀を棄(す)てゝ丸腰になる事なり...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...今時の若い者には武士の魂が一寸も入って居らん...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...誠の武士の魂が甦(よみがえ)りますようと――この男山八幡へ...
吉川英治 「剣難女難」
...武士の魂を賭場の駒がわりにするまで性根が腐っていないらしい...
吉川英治 「剣難女難」
...こんな男に武士の魂を研がせたら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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