...彼らはその武器とする暗黒を奪われてその悪を断たるるのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...そういう文芸は多弁饒舌を武器とする...
高浜虚子 「俳句への道」
...唯一の武器とする吻(くちさき)を使おうとするとあまりに窮屈な自分の家はからだを曲げる事を許さない...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...イタリーオペラを武器とするヘンデルの勝利はめざましくもまた華(はな)やかだったのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...戦争経営のための高度の保護関税を武器とする通商上の米英抗争はいうまでもないが...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...この場合私の武器とする唯一つのものは愛情...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...白人の武器とする科学文明...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
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