例文・使い方一覧でみる「此花」の意味

...此花亭で舞扇を買った... 此花亭で舞扇を買ったの読み方

...此花区の下駄判旅館は、木造簡素ながら本格的な雰囲気がある... 此花区の下駄判旅館は、木造簡素ながら本格的な雰囲気があるの読み方

...草深の此花（このはな）や... 草深の此花やの読み方
泉鏡花「婦系図」

...そして此花粉を柱頭につけるのだ... そして此花粉を柱頭につけるのだの読み方
アンリイ・ファブル　Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳「科学の不思議」

...祭神は此花咲耶姫だと言ふ事です... 祭神は此花咲耶姫だと言ふ事ですの読み方
江南文三「相川おけさ」

...『万葉集』の歌に「龍田彦ゆめ此花を風にちらすな」とあり... 『万葉集』の歌に「龍田彦ゆめ此花を風にちらすな」とありの読み方
高木敏雄「比較神話学」

...例えば――『此花のかほりのいゝこと』を『此花かほりいゝこた』『私は今日は缺席します』を『私今日缺席しす』『雨が降つて來た』を『雨降つて來た』『これを貰つて行きます』を『これ貰つて行きす』など...
土井八枝「隨筆　藪柑子」

...唯一つ黙って咲いて居る此花と... 唯一つ黙って咲いて居る此花との読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...苅入近い麦まじりに空色の此花が此処にも其処にも咲いて居る... 苅入近い麦まじりに空色の此花が此処にも其処にも咲いて居るの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...此花ざかりを移し植えて... 此花ざかりを移し植えての読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...取りも直さず此花が其れなのであろう... 取りも直さず此花が其れなのであろうの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...曾（かつ）てわたくしが雑誌此花（このはな）の挿絵（さしえ）で見覚えているものもあった... 曾てわたくしが雑誌此花の挿絵で見覚えているものもあったの読み方
永井荷風「※［＃「さんずい＋（壥−土へん−厂）」、第3水準1-87-25］東綺譚」

...代助（だいすけ）は昨夕（ゆふべ）床（とこ）の中（なか）で慥かに此花の落ちる音（おと）を聞いた... 代助は昨夕床の中で慥かに此花の落ちる音を聞いたの読み方
夏目漱石「それから」

...「此花（このはな）は何（ど）うしたんです... 「此花は何うしたんですの読み方
夏目漱石「それから」

...此花（このはな）... 此花の読み方
夏目漱石「それから」

...何時（いつ）から此花が御嫌（きらひ）になつたの」と妙な質問をかけた... 何時から此花が御嫌になつたの」と妙な質問をかけたの読み方
夏目漱石「それから」

...記念（かたみ）として吾は永久此花の冠を脱がざるべし... 記念として吾は永久此花の冠を脱がざるべしの読み方
正岡子規「花枕」

...あさがほの名にこそたてれ此花は露のひるまもしをれざりけりとよみ候...
森鴎外「伊沢蘭軒」

...又此花に逢つたのである... 又此花に逢つたのであるの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...足利尊氏がこゝに来て此花を賞し... 足利尊氏がこゝに来て此花を賞しの読み方
柳田國男「信濃桜の話」

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