...わしが君に此様な事を云ふのは...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...どうして私は此様な青い血管を傷ける事が出来るのだらう...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...大きな声では申されませぬが私共(わたくしども)の考えますには無益なものに手数(てすう)をかけて楽しんでいられるようなら此様(こんな)結構な事はないじゃ御座いませんか...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...私の居た家が空(あ)いているから来ませんか」と此様に誘ってくれた事に原因していた...
林芙美子 「落合町山川記」
...宇野浩二さんとは此様なお住居(すまい)にいられるのかと...
林芙美子 「貸家探し」
...此様に私にとって愉しい時代はありませんでした...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...「此様(こんな)小さい者を其様(そんな)に苛(いじ)めて育てて...
二葉亭四迷 「平凡」
...ポチは此様(こんな)に無邪気な犬になり...
二葉亭四迷 「平凡」
...それを此様(こん)な読方をして...
二葉亭四迷 「平凡」
...此様(こん)なのを味わったら...
二葉亭四迷 「平凡」
...私は接近が出来ないで此様(こん)なに煩悶しているのに...
二葉亭四迷 「平凡」
...家(うち)へ帰るに半月掛る! 何だと云つて此様(こん)な遠方へ来た事か...
ボレスラーフ、プルース 二葉亭四迷訳 「椋のミハイロ」
...此様(こん)な男を戦場へ引張り出すとは...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...山超え川越えて三百里を此様(こん)なバルガリヤ三界(がい)へ来て...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...此様に苦しむでゐる...
三島霜川 「平民の娘」
...此様な資格が俺に取ツて何程の價値がある………假りに子爵が平民よりはえらいといふ特權があるとして見てからが...
三島霜川 「平民の娘」
...ぼんやり此様子を見てゐたが...
森鴎外 「金貨」
...此様(こんな)風な渚(なぎさ)も長く見て居る中(うち)にはもう珍らしく無くなつて東海道の興津辺(へん)を通る様な心持になつて居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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