...漁山は此所を自己の見せ場だとして...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...此所(こゝ)には貴重(きちやう)なる標本(ひやうほん)が少(すくな)からず集(あつめ)められ...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...併し此所に一つの疑問がある...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...今此所に述べたことに対しても或は同様の懸念をする人が無いとも限らぬが...
丘浅次郎 「人類の将来」
...中古の(前同意義)仏師の本家は此所(ここ)でありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...「此所だよ、此所から入れば、家の者に会はなくつて好い、」小さな黒い門の扉があつた...
田中貢太郎 「蛾」
...「さあ、おあがり、此所だ、」男はづんづんと縁側へあがつて障子を開けた...
田中貢太郎 「蛾」
...「此所は何所ですか...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...「此所は姉の家ですよ...
田中貢太郎 「蟇の血」
...此所の石油は多量にナフサを含み...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...此所ですつぱり手を切つてしまふ決心はないかといふと「わしやどうしても思ひ切れましねえ」と彼は斷乎としていひ放つのである...
長塚節 「芋掘り」
...其時おらあ此所でおめえと分れだと女がいつた...
長塚節 「旅の日記」
...氣がついて見ると相接した一村の人家があつて此所から屋根が見下ろされる...
長塚節 「彌彦山」
...土地の人は此所を「ウタレ」というて居る...
長塚節 「隣室の客」
...我れ此所を低徊して...
萩原朔太郎 「氷島」
...ああ我れ故郷に低徊して此所に思へることは寂しきかな...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...此所(ここ)でとうとう同君と分れて...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...工場の方で解雇しない限りはおとなしく此所(こゝ)へかじりついてゐるに越した事はないといふ心持になるのだつた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
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