...此処では狩りは許されていないので猟獲はできません...
...其処此処と残したところに手を入れて...
有島武郎 「かんかん虫」
...乗客の大半は此処で降りた...
石川啄木 「札幌」
...その時に此処(ここ)に御出(おい)でになっておる鳩山(はとやま)〔和夫(かずお)〕君その他...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...彼女が最早や此処の家庭の者でないことを何より痛切に感じない訳には行かなかった...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...僕はあなたが今日出し抜けに此処へおいでになった理由も...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...此処にも幾個の客床(かくしやう)を設けあり...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...此処で踊れといわなければならない...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...此処で皆下されて...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...及び芸術的音楽感の本質が此処(ここ)に存することは言うまでもない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...長い棘の生えた異様な植物がそこ此処に群(むれ)立っている...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...呉の処に行てどうか暫(しばら)く此処(ここ)に立退場(たちのきば)を頼むと相談も調(ととの)い...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...此処は菓子物はダメだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...三円以上の芝居は一軒もないのに此処は六円半で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この儘此処に残らうかな! そんなことを思つた...
牧野信一 「鏡地獄」
...此処の家の前に立てることになつたんだが...
牧野信一 「南風譜」
...その一節「今Bさん達がお見えになつたので此処に案内して来たのですが...
牧野信一 「晩春日記」
...此処まで来て何をぶりぶりしていらっしゃるのだと彼女は言ったが...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...やう/\に此処まで参り侍りしが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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