...此の後に潜んだ意味などを察する程に...
石川啄木 「天鵞絨」
...此の後は埒明き可申候」文中の衣服云々は...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...此の後者を活用する Basic が英語として慣用的であると言ひ得るのも此の爲めである...
高田力 「ベーシック英語」
...兄さんとは此の後...
太宰治 「帰去来」
...なんだか此の後もよろしくとお願いしたい気が起って来るのです...
太宰治 「千代女」
...此の後も、なにをしでかすか、判つたものぢやないと言つてた...
太宰治 「道化の華」
...此の後どんなに堕落するか知れないからね...
谷崎潤一郎 「戯曲体小説 真夏の夜の恋」
...又翻(ひるがえ)って思うのに、もし此の人が口で云う通りのことを考えているのであったら、―――みずからの性的不満などは意に介せず、ひたすらに老いたる夫の命長かれとのみ願っているのが本心であるなら、―――その有難い志に対して自分は何を報いたらよいのか、自分は此の後、たゞ此の顔を眺めるだけで満足しつゝ死んで行きもしようけれども、此の若い人の肉体を、自分と共に朽ち果てさせてしまうのは餘りにも不憫(ふびん)であり惜しくもある...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...寧ろ此の後半期に於て十分発揮せられたりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...此の後に山片蟠桃...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...史記管晏傳の贊には既に此の後に附加せられた諸篇中の輕重篇を讀んだ事を書いてある...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...日本などは時として此の後の方の...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...『もう六七年から米国(べいこく)に居るんだが……此の後も一生外国に居たいと云つて居る...
永井荷風 「一月一日」
...此の後(あと)の方の病気にかかっていたらしい...
中島敦 「南島譚」
...此の後どうなることか……それを思へば茫洋とする...
中原中也 「在りし日の歌」
...此の後は斯く/\せねばならぬぞと丁寧に教へて呉れました...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...此の後の芝居は不出来だった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...茫乎(ぼんやり)として何時(いつ)までも絵姿の面(おもて)に見入っています――此の後姿を眺めていた呉羽之介は...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
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